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内容説明
・「金融危機」についての最新の知見を第一線の研究者が解説。
・コンパクトな表現で、最新の理論と実例を紹介。
2008年の世界金融危機以降、その原因についての研究が膨大に蓄積され、来るべき危機に備えた政策が検討された。しかし大学の経済学コースではそうした危機についての全体像を学ぶ機会が実は少ない。本書では10の経済危機モデルと、それに該当する2つの事例を各章で平易に解説。学生・ビジネスパーソンともに役立つ1冊。
目次
はじめに
第1部 増大する脆弱性:危機の前段階
第2章 バブルと信念
第3章 資本流入とその(誤)配分
第4章 銀行と類似機関
第2部 破綻:引き金と増幅装置
第5章 システミック・リスク、増幅、伝染
第6章 支払能力と流動性
第7章 民間部門と公共部門のつながり
第8章 安全資産への逃避
第3部 政策と回復
第9章 為替政策と回復の速さ
第10章 新しい伝統的金融政策
第11章 財政政策と実質利子
第4部 おわりに
第12章 結論
『マクロ金融危機入門』解説 (青木浩介)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石油監査人
29
著者の二人は、経済学者で、米・プリンストン大学とロンドン経済学スクールの教授。この本では、リーマンショック、欧州債務危機などのマクロ危機を「バブルと信念」、「銀行と類似機関」といった10の視点から分析しています。全ての事例がコンパクトにまとめられており、特に最近の新型コロナ危機に関する分析は参考になりました。ただし、記載レベルは網羅的で、非伝統的なマクロ指標による分析事例も無いため、実務への適用は難しいです。大学のテキストとしての利用は可能ですが、高度な内容を学生が理解するのは苦労することが予想されます。2025/07/08
数之助
0
アメリカの大学の教科書は素晴らしい。2025/02/15