文春e-book<br> 平成の天皇皇后両陛下大いに語る

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文春e-book
平成の天皇皇后両陛下大いに語る

  • 著者名:保阪正康【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 文藝春秋(2024/11発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163919188

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内容説明

20時間を超える両陛下との懇談の記録

「保阪君、雲の上の人に会う気はあるか」
故・半藤一利氏にそう声をかけられたのをきっかけに、筆者は2013年から2016年の3年間で6回も、天皇、皇后両陛下(現上皇、上皇后)に御所にお招きいただき、それぞれ数時間にわたる「雑談」を、都合20時間以上重ねた。
近現代史を研究してきた筆者にとって、両陛下のお話は歴史の機微に触れる、まことに貴重な証言であったのと同時に、いずれ編まれるであろう平成の天皇実録の史料として、この雑談の記録を残しておくよう、侍従長であった故・渡邉允氏に強く勧められたこともあって、「文藝春秋」2023年1月号、2月号の2回にわたってこの懇談録を執筆した。
これに、2015年5月号掲載の渡邉侍従長との対談、2018年9月号掲載の川島裕侍従長との対談を合わせて、平成の天皇、皇后両陛下の、常に歴史と国民に向き合われてきたお姿を記録したのが本書である。
「日本にはどうして民主主義が根付かなかったのでしょうね」
「石原莞爾はそういうところ(田中メモランダムの執筆)でも関与しているんですかね」
など、公式の場面では絶対に出てこない陛下のお言葉は、昭和、平成の2代の歴史の重みを自然と感じさせる。
両氏が御所にお招きいただいたのは、ちょうど陛下が「生前退位」をお考えになっていた時期でもあった。
歴史の大きな節目に関わった、歴史研究家による貴重な記録が本書なのである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

8
▼昭和史を得意とする二人の作家、著者と故・半藤一利氏が、平成の天皇・皇后(現、上皇・上皇后)に招かれて、'13年からの2年間で5回・計20時間以上の「雑談」を行った。その時の「記録」である。元侍従長の勧めもあっての公表だけあって内容が濃い。▼雑談の相手が昭和史の専門家いう事もあって、深く歴史を研究している天皇から高度な質問が出ても、其々が何とか回答出来ているのはさすがである。▼天皇・皇后の興味関心を伺い知ることが出来る内容だ。▼天皇の非公式な言動が表に出ることはあまりない。その点でも、貴重な内容の本だ。 2024/11/27

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