講談社文庫<br> 星占い的思考

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講談社文庫
星占い的思考

  • 著者名:石井ゆかり【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2024/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065374917

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内容説明

占いは社会的に「アリか、ナシか」?
答えは、そう、「ナシ」である。
世の中的には「ナシだけどある」ままならない現実に
真面目で正しい人たちが向き合うために
「星占い」の手法が役に立つ!?

古今東西の文学作品を手がかりとして、人生を深く洞察し、
自己責任の考え方から解き放つ。
120万部超のベストセラー「12星座シリーズ」著者の言葉が
「私」と向き合う機会をくれる、
占い×文学、ここにしかない哲学的エッセイ。

著書売上げ累計520万部!
文学書から思考を深め、迷いや不安を解きほぐす。

目次

はじめに 象徴と運命、文学と星占い
12星座の世界
牡羊座  闘いの星座  / 始まりの星座
牡牛座  具象の星座  / 不動の星座
双子座  旅の星座 / 嵐の星座、翼の星座
蟹座   模倣の星座 / 記憶の星座
獅子座  表現の星座 / 王者の星座
乙女座  仕事の星座 / オペレーションの星座
天秤座  他者と出会う星座 / 愛の星座
蠍座   再生の星座 / もうひとつの、闘いの星座
射手座  哲学の星座 / 理想の星座
山羊座  力の星座 / 山の星座
水瓶座  友愛の星座 / 平等の星座
魚座   境界越えの星座 / 救いの星座
星占いの世界観
占いは「アリ」か。
占いという「アジール」
「風の時代」の星占い的思考。
分解される運命と、『牡丹灯籠』の記憶。
おわりに
文庫版あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えつ

9
図書館に『星占い的時間』を返却しに行って、そのときに借りてきたのがこちら。順番は前後しちゃったけど。めちゃくちゃ哲学的エッセイ。内容をきちんと飲み込みたいのに頭がそれを拒否する。ひーーーー。どれも魅力的なのにな。それにしても引用文献とか幅広くてすっごいよね。石井ゆかりさんって何者なの?と思う。星占い有名だけど、肩書きはライター。…すごい人だな。2025/03/26

桐一葉

6
深い深い場所へと潜り込む気分になりながら読み進んだ。途中で、あれ?占い師さんの本読んでるやんな…?ってなったぐらい哲学的で、いやそもそも占いって哲学的なのか!と考えたり思考がどんどん変化していく自分をたのしんだ。整頓された賢い人の文章は読んでてすっきりするなぁ。何も確かなものなんてない世の中で生きていると、輪郭が分かるなんとなく確かなようなものに触れていたくなる。けどそれすらも模倣や象徴であり、それに気付かないまままたどんどんと遠く離れていってしまう。感想書いてても訳分からんくなるぜ! 2024/12/07

にこ

5
石井ゆかりさんの占いが好き。完全には理解できない部分もあったけど、文学的に解説されるとこういう表現ができるのかとワクワクした。私は占星術に軽く触れている程度だけど、とてもよく自分を表現してくれている気がした。太陽星座と月星座を把握するだけでも日々楽しくなる気がするし、自分の良いところや癖に気づきやすくなる。占いに頼るだけじゃなくて、最後は自分で判断するけど、自分ってこうだよねって理解しておくとものすごく生きやすくなる。私はずっと生きづらくて、ここ3年でそれが爆発。その後自己理解を進めてきました。2025/02/18

ミズグ

5
星占いを受け入れることと自由意志の存在を疑うことと運命を受け入れることと分人を統一することが繋がる。2025/01/27

やはぎの

4
オーディブルにて。文学作品の一節と星占いの世界観を結びつけたエッセイ。▽『星占い的時間』の感想にも書いたが、私は占いはあんまり信じない。でも、星占いの語彙というかレトリックというか、「象徴」の世界は、詩的でけっこう好き。▽私は牡牛座なんだけど、牡牛座の説明を聞くと、そうかもな、と思うところもある(全然違うと思うところもある)。というかどの星座の説明も、自分のことだと思って聞くとそう思えるのかもしれない。▽「それまでの自分は半分になり、あとの半分は世の中のものになる」。2025/06/04

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