内容説明
祖国に絶望した北朝鮮海軍の精鋭達。四十五年前、島根の海岸で拉致された日本人女性。宿命のように引き寄せられた彼らが、老朽化した潜水艦に乗って日本への亡命を企図した時、国際社会を揺るがす悲壮な闘いの幕が切って落とされた。一発でも魚雷が当たれば撃沈必至の極限状況。それゆえに生まれる感涙の人間ドラマ。超弩級エンターテイメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちーちゃん
48
☆4 図書館 最初北朝鮮の兵の名前を覚えるのに必死でしたが、次第に気にならなくなってきました。横田めぐみさんがモデルと思われる女性が無線で両親や日本に語り掛けるシーン、日本国上層部がロクなリアクションしないことに呆れ、それでも助けようとする漁船の民間人の奮闘に涙する、大変よい読書タイムでした。2026/06/02
森林・米・畑
48
亡命を企図した北朝鮮海軍の潜水艦乗組員と45年前に拉致被害に遭った女性。45年前に拉致被害を見過ごした日本側の関係者の後悔。決断と実行が全てだと思った。実際に潜水艦内いる乗組員になりきってハラハラしながら読めた。2025/02/02
chiseiok
37
作者既刊『土漠の花』のプロットをクランシーの名作『レッドオクトーバーを追え』の設定に落とし込んだ感じ?なら面白くないはずはないと、期待値上げて読み始める。当初は聞き慣れない北朝鮮軍人の名前にキャラの把握が追い付かず、なかなかストーリーに乗れなかった。やっと調子が出てきた頃にはお話は終盤。テンプレ胸熱展開はむしろ期待通りだし、クライマックスにはうるっと来たけれど、ちょっと尺が短くてもったいない。せめて福井晴敏『終戦のローレライ』(の半分w)くらいには盛って欲しかったかな。このままでも充分に面白かったけどさ。2024/12/04
てぃと
19
先ずは腐敗した祖国に見切りをつけた北朝鮮海軍の潜水艦乗りの人間臭く正義感溢れる振る舞いに目を引かれ、「これは面白い本だぞ!」と直感。そして第三章では息をつかせぬ展開となり読むスピードが大幅アップ!45年前に拉致被害を見過ごした日本側の関係者の後悔の念の力が事態を大きく変えていく様に、最後は正に涙モノでした。いや~面白かった!2025/07/17
dorimusi
18
北朝鮮拉致被害の話を、かなり直接的に引用してエンタメ小説にしたものを楽しんで良いのか?という若干のうしろめたさみたいなものがありつつも、小説としては楽しめた。軍事には詳しくないので、どこまで正確な描写かは知らないけど。久しぶりに読んだけど、やっぱりこの作者は外れがないなぁと。あえて言うなら大まかなストーリーに意外性はないかも。2026/02/08




