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内容説明
二〇二一年十月。多くの人を深夜のインターネット中継に釘付けにしていたのは、オールバックの髪を一つに束ね全身全霊でピアノを弾く一人の青年だった。いたって普通の家庭に育ちながら、ショパンコンクール第二位に輝き、更に自身のレーベル設立、オーケストラを株式会社化するなど、現在進行形で革新を続ける稀代の音楽家の今、そしてこれから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カブ
29
ショパン国際ピアノコンクールのドキュメントを観て反田恭平氏のことを知ってから、どんな人なのか興味があった。音楽エリートではなく、普通の家庭に育ったサッカー少年だったとは。友を亡くして、日常生活の全ての感情と経験は余さず音楽に還元される。たまらなく悲しい記憶、体が引きちぎられるほど苦しい経験もひっくるめて、ピアノを演奏するための滋養として自分の体内に取り込んでしまえばいい。若くして亡くなった彼女の無念を、全身全霊で一音に注ぎこもう。テクニックだけの音楽家ではない反田氏の生き様が凄い。2024/12/12
katherine
21
ショパン国際ピアノコンクール第2位のピアニストで、現在は指揮者も務める反田恭平さん。実業家の側面もあり、魅力ある人柄満載の一冊。趣味がピアノで本業がサッカーだった子ども時代。人との出会いが彼を音楽家へ導いてくれたのだと思う。何事にも手を抜かず極める姿勢が、奏でる音に表れてると勝手に解釈。枠にとらわれない活躍を応援しています。2025/01/26
ソバージュ
6
彼の様に新しい扉をどんどん開けて行く方がクラシック界に現れたことは素敵なことですね。読んでファンになりました。2025/09/21
舟華
4
なんだかんだ自信満々なのが伝わってきて読んでいて若干イラっとしたのは、おそらく私の嫉妬心が原因なのでしょう。この人が天才だったのか努力の天才だったのか、それとも策略に秀でていた人なのかは分からないけど、こういう人が業界の新しいドアをバンバンこじ開けていくんだろうなぁと思ったしだい。正直反田さんにいいイメージはなかったんだけど(爆)、この本を読んでちょっとだけイメージが変わったかな。2025/05/04
you
4
嫌味な感じはないが、自分の才能に自身満々。実績からしたら正直そうなるとは思う。親族に反田さんレベルの人がいるが、やっぱり自分の才能がとびぬけていることを自覚しているし、こういう人は5,6歳の頃から異常な能力を発揮しているので、凡人は無力感を感じる。というか、天才ではないプロや、プロを目指しているハイアマチュアの人たちが一番無力感を感じるのかもしれない。音楽の才能は、遺伝ではないところに発現するところも悩ましい。。。2025/04/05
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