集英社文庫<br> 明日、世界がこのままだったら

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集英社文庫
明日、世界がこのままだったら

  • 著者名:行成薫【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 集英社(2024/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087446937

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内容説明

目覚めると、世界に二人きりとなっていたサチとワタル。二人の部屋はいびつにくっつき、誰もいない街は静まり返っていた。そして不意に現れた管理人を自称する女に、ここは生と死の「狭間の世界」だと告げられる。二人の肉体は、今まさに死を迎えようとしている、と――。そのまま「完全なる死」を迎えるはずだった二人だが、奇跡的に現実世界へ戻るチャンスが訪れる。残酷な選択とともに。私は、俺は、何のために、誰のために生きるのか。生きることを真摯に見つめるエモーショナルな長編小説。

目次

狭間の世界(1)
伊達恒――傲慢
狭間の世界(2)
久遠幸――傲慢
狭間の世界(3)
伊達恒――憤怒
狭間の世界(4)
久遠幸――憤怒
狭間の世界(5)
伊達恒――暴食
狭間の世界(6)
久遠幸――暴食
狭間の世界(7)
伊達恒――嫉妬
狭間の世界(8)
久遠幸――嫉妬
狭間の世界(9)
伊達恒――怠惰
狭間の世界(10)
久遠幸――怠惰
狭間の世界(11)
伊達恒――色欲
狭間の世界(12)
久遠幸――色欲
狭間の世界(13)
伊達恒――貪欲
狭間の世界(14)
久遠幸――貪欲
狭間の世界(15)
伊達恒――救済
狭間の世界(16)
久遠幸――救済

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

12
ある日、自分の家と知らない男性の家がくっついていて、外へ出てみると、人が誰も居なくなっていた。 生と死の間に存在する狭間の世界と、ここまで来る以前の二人の過去が交互に展開し、少しづつそれぞれの人生がわかってくる。欲しいと思ったものがすぐに現れ、必要が無くなれば勝手に消える、めっちゃ便利な世界。ラストはどんな風に着地するのかと読んでいたら、切なすぎる選択が待っていた。 2024/11/24

藤倉悠也

3
★★★★とても面白かった。 自分が本当にしたいことは何なのか、考えさせられるような内容だった。ハッピーエンド。(バックナンバーの歌的な意味合いで)2025/03/30

アギトス

2
狭間の世界では永遠の時間が流れてるのに、永遠にこのままではいられない。どんな形であれ2人で一緒に、生きる、という選択をして欲しかった。狭間の世界で明日、世界がこのままだったらいいのにって思ってしまった。2025/02/02

カササギ

2
面白い構成でした。少しずつ2人のことがわかっていく過程で、結末に向けてその行方を見守らずにはいられませんでした。もしこの状況になったとき、自分がどのような決断をするのか。2人の決断は2人だけのもので、間違いや正解はないのでしょう。2024/11/04

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1
◎(序盤は展開が楽しみで、サカキ出てきて(早過ぎと思いきや)からが本質でそこから先は...)2025/08/07

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