新潮文庫<br> 熔果(新潮文庫)

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新潮文庫
熔果(新潮文庫)

  • 著者名:黒川博行【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 新潮社(2024/11発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101370163

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内容説明

博多駅付近で発生した五億円相当の金塊強奪事件。堀内信也はヒラヤマ総業調査員の伊達誠一に誘われ、金塊の行方を追うことに。二人は大阪府警の元刑事で現在もバディを組んでいるのだ。関西、九州、中部をBMWで駆け抜けながら、堀内と伊達は、ヤクザ、半グレ、ブローカー、汚職警官らと対決する。頭脳と暴力の〝捜査〟から浮かび上がった闇の構図とは。痛快無比のクライム・サスペンス。(解説・市田隆)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

10$の恋

33
読みだしたらとまれへんがな、おもろおて。 私は「黒川作品愛好者」やて改めて自覚しましたわ。黒川さんのスジモン小説、去年の暮れに文庫本で発刊されて飛び付いて買おたで。大阪府警4課マル暴で無茶して免職になり、今や土地の競売屋にお世話になってる「誠やん」「堀やん」。2人の掛け合いが毎度のことながら下手な漫才よりオモロい。さて今回は『金塊強奪事件』に首を突っ込みよる。筋もスピーディーで飽きまへん。刑事崩れが極道や半グレに喰らいつく…とだけ言うときまっさ。イケイケドンドンのコンビ、大阪特有の言葉のくすぐり満開や♪2025/01/15

ぴ〜る

15
なんだかドタバタして読むのに時間がかかってしまったけれど2人の元刑事のやり取りが面白かった!そしていつも黒川さんの小説は人間臭くて面白い。シリーズものだと知らずに読んでしまったけれど問題なく読めた。そしてこの2人のやり取りを脳内でずっとサンドウィッチマンで再生してしまった。。。2025/01/27

はかり

13
例によって堀内・伊達のヤメ刑事コンビの活躍物語。大阪弁の二人の会話が楽しい。二人が一緒に飯を食うところが面白い。二人が腕づくで事件を解決していくところが頼もしい。今冊も見所満載の内容だった。2024/12/22

紫スカートのおっさん

12
👨✖️2 🧑‍🦯✖️1 🥋✖️1 💴✖️500000000 🏦✖️1 🛻✖️1 👮✖️1 🔫✖️2 2024/12/16

Katsuto Yoshinaga

9
堀やんこと堀内信也と誠やんこと伊達誠一の元大阪府警悪徳刑事コンビが、競売物件占有トラブルから、5億円相当の金塊強奪事件と金塊密輸による消費税詐欺の匂いを嗅ぎつけ、大阪、博多、小倉、名古屋を駆け巡る。軽妙な大阪弁のやりとりとグルメ紀行が相変わらず楽しい。本作で堀やんがBMW Z4を購入。事件を追う車中でオーディオの音量を上げた誠やんが「なんや、これ」と聞き、堀やんが「キング・クリムゾン」と答え、誠やんが「知らんな」とCDローディングボタンを押す。このあたりの新味も良かった。さすが読み物キングである。2024/12/27

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