内容説明
病棟の認知症患者さんが大声をあげる,食べない…そんなときには必ず理由がある! 医療者が対応に悩む14の言動について,その理由の考え方,対応方法を徹底的にまとめた1冊.思いがけないヒントが見つかる!
目次
【目次】
はじめに
第1章 認知症に関する必須知識
第2章 悩ましい言動における初期対応
第3章 悩ましい言動の評価と対応
第3章のはじめに/本章の使い方
【過活動の症状】
1.話がかみ合わない
2.落ち着きがない/歩き回る
3.怒りっぽい/大声・暴力が出る
4.管を抜いてしまう
5.夜眠れていない
6.訴えが多い/ナースコールが頻回
7.便や尿にこだわる
8.「変なものが見える」と言う
【低活動の症状】
9.日中ウトウトしている
10.動こうとしない/何も言わない
11.落ち込んでいる/「死にたい」と言う
【拒否的な症状】
12.ケアや介助を拒否する
13.食事を食べようとしない
14.薬を飲まない
付録 「言動の理由 まとめシート」一覧
索引
Advice!
(1)認知症に気づくポイントとは?
(2)低活動型せん妄に気づくポイントとは?
(3)せん妄の薬物療法
(4)岡山大学病院での取り組み その1
「せん妄ハイリスク患者ケア加算」の活用
(5)「スピーチロック」とは?
(6)認知症診療において筆者が心掛けている「10カ条」
(7)転倒への効果的な予防対策とは?
(8)「ディエスカレーション」を臨床現場に活かす
(9)不眠時指示の使い方のコツ
(10)認知機能障害に配慮した意思決定支援
(11)岡山大学病院での取り組み その2
「本人」が好きなことや興味のあることを取り入れる
(12)高齢者にみられる「てんかん」について