内容説明
第二の人生をどう選び、いかに生きるのか?
元プロ野球選手14人、それぞれのセカンドキャリア
<収録内容>
65歳の現役保育士は元首位打者(高沢秀昭/ 元ロッテ他)
年俸3400万円から月給12万円に(條辺剛/元巨人)
「鬼の四機」で生きる(大田阿斗里/元横浜)
自称「いちばんバカ」な男(小檜山雅人/元横浜)
未経験からのイチゴ農家転身(三ツ間卓也/元中日)
プライドは内に秘めておくもの(川本良平/元ヤクルト他)
「余命3ヵ月」の大病を乗り越え(横山忠夫/元巨人他)
他人を支え、応援する喜び(鵜久森淳志/元日本ハム他)
史上初、元プロ野球選手の公認会計士(奥村武博/元阪神)
球団選手から球団経理への転身(笠井崇正/元DeNA)
教壇に立つ元プロ野球選手(西谷尚徳/元楽天他)
「世界一のチーズケーキ」(小林敦司/元広島他)
「常に人に見られている」という意識(林昌範/元巨人他)
プロ選手からプロ選手へ(松谷秀幸/元ヤクルト)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
38
様々な元プロ野球選手たちのそのあとを追ったドキュメンタリー。成功者といっていいのか、新しい道で自分を見つけた、あるいは奮闘している人を扱っているので安心して読める。性格がよく出るもので、元プロ野球選手というものをどう扱うかが、人によって正反対になっているが最終的にはその時があってこそと着地しているのが面白い。転職と言ってもよいが、あまりにも畑違いのことへ懸命に努力してつかみ取っていく姿は読んでいて気持ち良い内容だった。2025/05/07
hideto
13
先日読んだ長谷川晶一さんの「海を渡る」は、メジャーリーグに挑戦したある種、「誰もが知る選手達」の物語でしたが、こちらは真逆で「知る人ぞ知る選手達」の物語です。プロ野球選手ならば必ず訪れる引退、その引退後の仕事にスポットをあてていますが、保育士、警察官、公認会計士、競輪選手と本当に様々。選手時代よりも、第二の人生の方が長いのは確か。皆さん誇りを持って仕事に向き合っていることがよくわかる一冊でした。2024/11/17
電羊齋
8
元プロ野球選手たちの引退後の歩みを描く。保育士、讃岐うどん屋、機動隊員、パティシエ、公認会計士、競輪選手などなど実にさまざまな人生がある。彼らの多くはプロ野球で挫折を経験し、いったんは野球を離れ、「元プロ野球選手」という肩書を重荷に感じることもあったが、新しい人生を歩み出すとともに、「元プロ野球選手」だった自分を肯定できるようになっていく。著者が述べるように「再生」と「自己肯定」の物語となっている。自分も数々の挫折と方向転換を経て現在に至っているので、元プロ野球選手たちの人生と彼らの語る言葉には共感した。2024/11/09
スコットレック
6
保育士、うどん店の店主、機動隊員ーー。プロ野球を離れ、全く違う職業で第二の人生を生きる男たちの物語。 週刊誌での連載が続いているそうなので、続編も楽しみに待ちたい。著者の長谷川さんが"おわりに"で書いていた「ほんの少しの前向きな気持ち」、自分は本書を読んでなりました。2024/12/25
Go Extreme
4
現役引退後も人生は続く 一から新たな道を歩む 道を拓いた男たちの奮闘譚 65歳の現役保育士は元首位打者 年俸3400万円から月給12万円に 鬼の四機で生きる 自称いちばんバカな男 未経験からのイチゴ農家転身 プライドは内に秘めておくもの 余命3ヵ月の大病を乗り越え 他人を支え、応援する喜び 史上初、元プロ野球選手の公認会計士 球団選手から球団経理への転身 教壇に立つ元プロ野球選手 世界一のチーズケーキ 常に人に見られている」いう意識 プロ選手からプロ選手へ2024/12/08