教養としての「税金」

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教養としての「税金」

  • 著者名:木山泰嗣【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日本実業出版社(2024/11発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784534061362

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内容説明

◆税金の全体を幅広くカバーした「税金の百科事典」
所得税、法人税、消費税、相続税などの「国税」と、住民税、事業税、固定資産税、不動産取得税のような都道府県や市町村などの地域の自治体に支払う「地方税」を網羅して、税金の「全体像」と「読み解き方」を解説するような本は、あまりみかけません。

既存の類書は「賢く節税するための実用書」と「目的をもって学ぶための専門書」の2つに分けられ、それらには主要な税金しか登場しないのが実際です。しかし、森林環境税のように国税にもさまざまな税金がありますし、宿泊税のように地方税でも地域でオリジナルの法定外税が創意工夫によりつくられています。

こうした税金の全体を広くカバーしようとした「税金大全」あるいは「税金の百科事典」のような欲張りな入門書が、本書です。

◆知識ゼロでも国民目線でみた税金のことが基本からわかる入門書
前半の“総論”では、「税金とは、どのようなものか?」「税金には、どのような種類があるのか?」など、税金を支払う国民の立場からみた税金の全体像、基本的な計算方法、読み解き方について専門用語をできる限り使わずにわかりやすい言葉で解説しています。

後半の“各論”では、所得税や消費税といったメジャーな税金だけでなく、事業税、固定資産税、印紙税、住民税、たばこ税など、現在ある国税と地方税を余すことなく、所得に対する税金、資産に対する税金、消費に対する税金の3つにざっくり分類して解説しています。また最後には、森林環境税などの「あたらしい税金」と「なくなった税金」についても触れられています。

税金や法律についての基本的な知識がない初学者でも、すらすらと読み進めることができ、豆知識的に多くの種類の税金知識を得ることができます。

◆各税金の税率、税収ランキング、創設年などリサーチ情報も充実!
加えて、各税金の概要や税率のほかに、税収ランキング、根拠法令、創設年などのさまざまなリサーチ情報も盛り込まれています。そのため、税金のことをそれなりに知っている方や大学で学んだことがある方でも満足できる豊富な情報量となっています。

本書を通読すれば、それぞれの立場や社会のあり方から税制について議論できる「教養」を身につけることができます。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sakko

2
税金の種類や内容について、シンプルにまとめられていて読みやすかった。本当に色んな税金があるんだな…と改めて思いました。また、普段支払っている所得税や消費税が、税収全体の半分程を占めている事は知らなかったので、へぇ〜。となりました。自動的に払うシステムになっており手間がなくてラクだけれど、そのお金がどう動いていくかについて如何に無関心だったのか気付きました。自分がいくら払って、そのお金が何に使われているのか。今更ながら、ニュースや新聞を見る等して知る様にしてかなければと感じました。2025/02/22

パチーノ

2
税金の大枠を知ることが出来た。税金を払う私達に分かりづらく複雑に法律が作られていることも同時に改めて知らされる。これだけ納めていると目的税といっても本当にそれらに使われているのか疑問に思う。やはり税金は納めているという感覚よりも取られている気持ちが強くなった。国民が何も出来ないことをいいことに国は税金を取り過ぎだと思う。2025/02/07

ゲルババ

2
年収の壁引き上げが話題になっており、税金について考える人が増えてきたかと思う。 所得税や住民税、消費税など自動的に取られるので、思考停止している人も多いと思う。取る側は徴収すると決めれば取り続けられるが、取られる側は大変だ。税金について国民全員が考える必要がある。この本は日本の税金について説明しており、各税の成り立ち、仕組みなど説明している。戦争の軍事費を稼ぐ為に作られたものが継続されていたり、現代に不用なものが多々あるが誰も批判しない為、取られ続けている。税を国民全員が学び、考えないと取られ続けてしまう2024/12/25

マーシー

1
法律のルールとして決められたら、国民に対する行政サービスを提供するための収入になっている。それでも個別になにかの対価としてではなく、ルールの条件を満たせば、強制的に発生してとられてしまうもの。それが「税金」の正体なのだ。言葉で理屈をつくるだけで、自動的に発生するものであり、特に普通税のような使い道が限定されないものについては、なぜ徴収するのか?なぜその割合なのか?誰も説明できないだろう。所得税に東日本大震災復興税が上乗せされている事を知らない人は多い。自分がどんな税金を普段支払っているのか勉強になった。2025/04/27

1
「なんかめっちゃとられる」くらいの認識しかなかったけど、何に対してどういう名目で、どういう計算でとられるのかが大まかに理解できた。仕組みや建前はおよそ掴めたので、次は「でも実際は……」という現実の部分が知りたい。2025/01/12

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