夜刑事

個数:1
紙書籍版価格
¥1,980
  • 電子書籍

夜刑事

  • 著者名:大沢在昌【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 水鈴社(2024/10発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784164010105

ファイル: /

内容説明

「俺は、苦しくても警察にいつづける」

警察から憎まれ、犯罪者から狙われた、かつてなく孤独な刑事。
暗闇でしか活動できない“夜刑事(ヨルデカ)”の岬田は、絶望と背中合わせの捜査に当たるーー。
「新宿鮫」シリーズ、「狩人」シリーズから連なる、新たなる傑作刑事小説の誕生。
著者史上、最も孤独で美しいヒーローをフルスロットルで描く、待望の新シリーズ!

主人公は、全く新しいキャラクターの刑事。
犯罪者だけでなく同じ警察官からも憎まれ、これまでに書いてきたどの刑事よりも孤独で、絶望と背中あわせの日々を生きている。
また書きたいと思った主人公は久しぶりです。
――大沢在昌

【あらすじ】
ヴァンパイアウイルスと呼ばれる未知のウイルスに感染し、夜しか活動できなくなった刑事の岬田は、その代償として、極端に研ぎ澄まされた五感を手に入れた。岬田は、ウイルスに感染した犯罪者たち、そして感染者を排除しようとする活動家たちの思惑に巻き込まれながらも特命任務にあたり、ウイルスを感染させた元恋人の明林を捜そうとするーー。

【著者プロフィール】大沢在昌(おおさわ・ありまさ)
1956年愛知県生まれ。1979年、『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞し、作家デビュー。1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1994年『無間人形 新宿鮫Ⅳ』で直木賞を受賞する。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年、これまでの業績に対し、日本ミステリー文学大賞が授与される。2012年『絆回廊 新宿鮫Ⅹ』にて、4度目の日本冒険小説協会大賞を受賞する。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞受賞。2022年紫綬褒章受章。著書多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

177
大沢 在昌は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の新たな刑事シリーズ?ということで期待して読んだんですが、コロナ・ウィルス同様、有耶無耶になりような、ヴァンパイア・ウィルス刑事でした。 https://www.suirinsha.co.jp/books/detail16.html2024/11/19

パトラッシュ

148
孤独な単独捜査を強いられる優秀な刑事とは『新宿鮫』と同じだが、謎の伝染病で昼間に動けないのは大沢さんも特殊設定に挑戦したか。ただリアル重視のハードボイルドに非日常性を持ち込むのは、物語の前提がリアルではないと公言するようなものだ。主人公の岬田は普通の捜査をしており、特殊な状況によるドラマ性に乏しい。ウイルスの侵された人びとだけが生きる夜の世界の造形も厳しさが足りず、現役警官も参加する感染者差別団体の跳梁もドタバタ騒ぎ立てるだけに思える。アイデアは面白いが、それをエンタメに生かす想像力と工夫が欠けていたか。2025/02/26

aki☆

50
大沢作品は500ページ超えも多い中、本作は約半分。自ずと期待値も半分になっていたのでそれなりに楽しめた。主人公の刑事岬田は犯罪者からは憎まれ同僚からは疎まれ、直属の上司しか味方がいない。これじゃどうしたって『新宿鮫』と比べちゃう。でも独特な設定は嫌いじゃなかった。新種のウイルス、感染による症状、それにより起こる事件の数々。岬田や前川課長も結構好き。シリーズになるなら追いかけたい。というかこのラストは続編あるよね?2025/01/10

海の仙人

47
未知のウイルスに感染し、夜しか活動できなくなった刑事サキと中国情報部工作員?のマコがウイルステロを目論む組織を追い詰めていくが…。この終わり方からして既に続編が予定されている雰囲気。たくさんの謎が徐々に明かされるであろう次作を楽しみに待ちましょう。2024/12/23

rosetta

35
★★★☆☆ふーん、こういう話か。小さい子供向けの紙芝居みたいでオモシロカッタ(棒読み)表紙からして子供の頃に読んだ少年探偵団みたいだし2025/05/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22192125
  • ご注意事項

最近チェックした商品