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内容説明
上野千鶴子氏絶賛!
「家父長制は普遍でも不変でもない。
歴史のなかに起源のあるものには、必ず終わりがある。
先史時代から現代まで、最新の知見にもとづいた挑戦の書」
男はどうしていつも偉そうなのか。
なぜ男性ばかりが社会的地位を独占しているのか。
男性が女性を支配する「家父長制」は、人類誕生の時から続く不可避なものなのか?
これらの問いに答えるべく、著者は歴史をひもとき、世界各地を訪ねながら、さまざまな「家父長制なき社会」を掘り下げていく。
徹底した取材によって見えてきたものとは……。
「抑圧」の真の根源を探りながら、未来の変革と希望へと読者を誘う話題作!
目次
はじめに
第一章 支配
第二章 例外
第三章 起源
第四章 破壊
第五章 制限
第六章 疎外
第七章 革命
第八章 変化
おわりに
謝辞
解説 家父長制は永遠ではない 上野千鶴子
引用・参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
13
「男が女を支配するのは自然である」という通念に基づく制度に対して、その「自然」への疑念がどのように起こったかを記す。遺伝学や社会学などあらゆる学問的切り口があるが、この本では考古学者マリヤ・ギンブタスの調査とスケールの大きい(故に穴があると批判されやすい)テーゼが強調される。共産主義と女性の社会進出、イランにおける女性の自由の衰退の事例が興味深い。「家父長制はあまりに国や地域ごとに違いすぎるだろ」と思っていたが、本書でも同じ主張がされている。2025/05/09
kenitirokikuti
10
図書館にて。前著“Superor”の邦訳と共に借りた。本作はメモを取りつつ頁を送った▲著者は(かなり肌が白い)インド系ロンドン市民なのだが、本書は刊行2023年で、翌年の米大統領選を意識したもんだと思う(特に後半の2章は)▲邦題は社会学ふうだが、著者はブロードキャスターであり、なんらかのセオリーを展開するタイプではない▲インド系ロンドン市民の世界地理・民族感覚が読み取れた。やはりインドの宗主国はブリトンであって、そこはチャイナと異なる。2024/12/24
石
5
家父長制という概念を科学と論理で解き明かしていく好著 場所によっては家母長制があったが、(男性)学者のバイアスにより正確な知識が得られなかったという指摘は興味深い 男女差別が権力統治の一環として機能しているという点にも首肯できる2024/11/14
Euki
2
なんども同じような繰り返し。何かあるかと思ったのにな。
tekka
2
「男女の関係を理解するために古代の世界に目を向けることには、大きな罠がある。それは、古代の世界があまりにも遠いために、人間の本質の根拠を見ているような錯覚を抱いてしまうことだ。」2025/02/21
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