内容説明
地方が甦ることなくして、日本が甦ることはない。地方から革命を起こさずして、日本が変わることはない。政治は「果実の分配」だけではなく、「不利益の分配」についても正直に伝えなくてはならない――時に疎まれつつも一貫して正論を述べてきた政治家が、己の主義と主張を堂々とかつ丁寧に語る。新潮新書から刊行した著作をもとに、その思考がわかるように編まれた「ベスト・オブ・石破茂」とも言うべき論考集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAKA0726
10
発行は24年12月も既に10年間上梓4冊の抜粋。国家の存立要因は国土、国民、排他的統治機構。夢よもう一度の発想が通用しない地方再生ではなく地方創生大臣の経験を生かし一次産業強化の有言実行中。ゆるキャラの成功条件は丸いこと、要素を詰め込み過ぎない。組織や地方を変えるのは若者・バカ者・よそ者。ディベートとは読書の戦い。立憲の野田さんとは昔からバトルし総理時代民主党には綱領はないが基本理念はある、とのやりとりで主な3つを挙げろと問いても一つしか正解が言えなかったと批判。正しいと思い自由に述べる石破新総理に期待。2025/02/16
ベンアル
6
図書館本。石破首相誕生を機に過去の著書4冊の内容をピックアップし、本人の考えを纏めたもの。鳥取県出身、銀行員と離党経験ありなど新しく経歴を知れた。また、防衛大臣、農林水産大臣、地方創生大臣を歴任し、読書家であることから、それらの分野について分かりやすく記載されている。国の目標として2050年に人口1億人を維持する、自民党要綱を作ったなど興味深い内容多数。2025/02/20
菊地
3
2024年12月の刊行だけど過去著作の文章をまとめた内容なので発売した時期の割には「石破茂の今」「石破茂首相の考え」を知る内容にはなっていない。 それなら「政治家石破茂」の一貫した哲学が語られているかと言うと、うーん、どうにも一般論の範疇のものが多く、語り口が政治家と言うよりは評論家じみている。 少なくとも幹事長や地域創生の長を務めた政治家としてもっと大きなビジョンと具体策の話が読みたかった。実務の話が無い訳じゃないけど実務実績がどうにも「小さい」印象。 「石破茂」という政治家への評価は上がらないかなぁ。2025/03/22
といちゃん
3
・現首相である著者がこれまでの自身の国家観などを論じたもの。 ⇒地方創生(地方の活性化なくして日本の活性化なし的な…)に関する論が大半であることからも,なぜに現内閣の最重要政策が地方創生なのかがよく分かる。 ⇒本作から,著者が我が国の行く末を案じ,繁栄を希求してやまないことがよく分かり,それは,多くの政治家や有識者,マスコミなども,アプローチは違えでも,目指すべきものは同一なのであろうから,無益な現内閣の政策の粗探し,批判のための批判はたいがいにして,この国にとって有益な議論を戦わせてもらいたい。 ⇒星42025/01/30
☆ツイテル☆
1
フライヤー2025/05/09
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