内容説明
左手だけの演奏で奇跡の再起を果たしたピアニスト・舘野泉。
その1000日間の心の葛藤と、絶望の淵からつかんだ〝新たな音楽〟と人間讃歌を謳いあげたもの。
音楽ファンだけではなくハンディを抱える人、生き方に迷った人たちに生きる勇気と希望を与える一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かわかみ
7
ギター教室でカッチーニのアヴェ・マリアを教えていただいているところだが、この方が演奏した同曲が絶品だった、と先生が称賛しておられた。そんなきっかけで本書を図書館から借りてきた。著者は66歳の年に右半身不随という不運に遭い、約3年後に左手のピアニストとして復活。さらに3年後に本書を著した。大変な苦労があったはずだが、音楽一家に生まれた幼少期から本書刊行(2008年)直近までのよい経験や人との出会いを感謝を込めて淡々と綴っている。素人には雲の上の話ではあるが、音楽に向き合う姿勢について学ばせていただいた。2025/09/23
月華
3
図書館 2008年3月第1刷発行。2013年5月第4刷発行。先日読んだ左手のピアニストの方は学生時代に右手を痛めていましたが、こちらの方はプロのピアニストとして活動時に病気によってでした。新しい左手用の曲を作ってもらっているところに人徳という言葉が思い浮かびました。2021/07/14
okatake
0
神様が舘野さんを選んでその試練を与えたのではないかとも思えてしまう。以前から左手のみのピアノ曲はあったようだが、脳出血によって右手での演奏が難しくなり、左手のみの曲に挑戦し、リサイタルやアルバムを作成していくことにより、その存在や可能性を世のなかに知らしめる。行うという決断をすること、作り上げられる環境はその一瞬で成りたつのではなく、それまでの生きてきた歩みよるものであり、それは偶然ではないと思う。神の配剤とはこのことではないだろうか。もちろんご本人にとっては更に血のにじむ努力が必要だったと思いますが。2016/01/21
Ayako
0
たくさんの人に支えられ、人生で一番やりたいことをしている!! 障害があろうとも諦めない姿勢にとても感動しました!!2014/01/19
timeturner
0
聞き書きの一人称形式ではなく、インタビュアーによる一問一答形式にでもしたほうがよかったのではないか。2008/06/22
-
- 電子書籍
- 女神育成システム【タテヨミ】第12話 …
-
- 電子書籍
- モラルハザード 26 マーガレットコミ…
-
- 電子書籍
- 私が女性用風俗を利用した結果。(分冊版…
-
- 電子書籍
- 奈落の花【タテヨミ】 16 マーガレッ…