内容説明
かつて私の親友だったと名乗る男から、一枚のフロッピー・ディスクと五百万の現金を受け取ることになった。フロッピーに入っていた奇妙な物語を読むうちにやがて、彼の「人生」に引き込まれていってしまう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
蝸牛
5
1998年なんてずいぶん時代設定が古いなぁ、と思ってたら刊行自体1999年と古い本なのですね。 題名『Y』の意味は読んでいくと途中で判明。タイムリープで過去を変えたことで生じる未来の枝分かれのことなのね、と。2024/11/16
他三十
3
40代のおっさんとしては、何の変哲もない日常にうんざりすることはあったけれど、ある機会を得て、私は自分自信を見つめ直す時間を持てました。 だから、過去に戻ってやり直したいとは思うことはないけれど… もしそれが叶ったとしても、どんな成功もどんな悲劇も起こりうるってこと。 目の前の事実を受け入れるってことだと思います。 『Y』佐藤正午 #読了2024/12/16
めだか
2
時々頭の整理をしながらも、楽しく読み切りました。タイムリープ作品は整合性が取れない箇所とか出てきそうですが、スッキリです。佐藤サンの文体と、トリュフォーとかのモチーフが飽きさせず、サクサクと進めました。良い読書体験です。2025/06/09
momopi
2
内容としては、タイムリープの中で分岐が繰り返されるというお話です。 90年代中頃を舞台としていますが、当時の空気感がありありと再現されて懐かしく感じました。2025/03/09
かずぺん
2
入り組んだ難しい話のような展開でしたが、読み終わってみるときちんと回想することができます。展開の組み立て方が面白いです。2025/01/23
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