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内容説明
2024年のG20議長国として世界から注目を集めるブラジルの「今」を、政治、経済、環境問題など幅広いテーマから明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
65
著者は日経の記者で現地駐在と多くのインタビューを元に現代のブラジル像を描いている。当然政治の話から始まるが、新聞社の性質もあり、経済や産業、貿易まで幅広い。特に農業と日本移民の関係は具体例が紹介されていて興味深く読んだ。あと印象的だったのは、10の国・地域と国境を接しているのに、150年戦争をしていないということ。南米大陸が非核地帯となっているのもこうした状況の反映であり、「世界一安全な大陸」というのもうなずける。一方ファベーラやストリート・チルドレンについてはちょこっと触れられる程度で、ちょっと残念。2024/12/09
andaseizouki
2
ブラジルについて全く知らない人でも、どんな国がおおよそ分かる一冊。自然に溢れつつも、意外とデジタル化が進んでおりGDP9位の経済大国である。基本的な支払いは現金ではなくカードもしくはアプリで支払い可能。また、政治に関する関心も高く、国民で揉めることもあるとか。サンパウロは大都市であるが、貧富の差から生まれる治安の悪さなども気になるところ。ただ人柄は基本的に明るく楽しい人種で歴史からも日本人へは非常に尊敬を持ってくれている。そんな裏側にあるブラジルに行ってみたくなる本である。2025/06/16
スケイダ
2
2024年10月に元駐在新聞記者に依って上梓された物。ブラジルの解説本は中々新しい物が探せないでいたが、コレはボルソナロとルラとを対比しながら、今のブラジルの状況を幅広くレポートしてくれており役立つ。表題通り、世界の中での立ち位置を軸に書かれていた点がとっつき易かった。非核化の解説は目に鱗。2025/02/23
お抹茶
2
政治を中心にブラジルの今を伝える。ルラ大統領の三期目は,政敵ボルソナロの否定と支持基盤である低所得者層向けの再分配政策強化から始まった。中国に同調しているわけではないが,欧米と異なるスタンスを表明することで中国との距離の近さが浮き彫りになる。ウクライナ侵攻を明確に国際法違反と指摘するBRICS唯一の国で,米中の間に立つ。ボルソナロは環境問題を軽視。銀行口座が不要の電子決済PIXは成人のほとんどが利用する。カトリック信者ではルラへの支持が優勢で,福音派はボルソナロ支持が多く,近年は福音派が増える傾向にある。2024/11/12
Go Extreme
1
サンパウロの四季がある気候 議会の役割が非常に重要 下院議長は大統領罷免の判断権限 議会襲撃事件と政治的分断 司法も巻き込まれる政治的対立 多人種・多文化の融合 世界最大のカトリック国 貧困が大きな課題のファベーラ 柔道選手ラファエラ・シルバの金メダル 農業大国ブラジルの大豆生産 グリーン水素生産への注力 国営石油公社ペトロブラスの存在 女性の地位向上を目指す動き 中小企業向け金融サービスの成長 積極的なルラ政権の外交 国連安保理改革への意欲 おおらかで懐が深い国民性 困難な時に助けてくれる温かさ2025/05/18
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