実務の落とし穴がわかる! 契約書審査のゴールデンルール30

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実務の落とし穴がわかる! 契約書審査のゴールデンルール30

  • 著者名:松尾剛行
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 学陽書房(2024/10発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313512146

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内容説明

失敗事例から契約書審査の実務がわかる! 
紛争・トラブルを防ぐレビューの極意!

契約書のレビューでは、不適切な条項例、曖昧な定義、ないものに気づけなかったりと、
実務の落とし穴が至る所に潜んでいます。
これらを見落とすと、後になってから契約書の内容で争いが生じたり、多額の損害賠償を請求されるなど、
痛い目に遭うことも少なくありません。

本書ではそのような失敗をしないよう、
「一般条項にまつわる失敗」「業務委託契約にまつわる失敗」「M&A契約にまつわる失敗」など、
やりがちなミスをもとに、上手くいく実務の極意を解説!

目次

第1章  契約書審査の基本にまつわる失敗

1 リスク管理の意識を持とう<契約書審査の目的>
【失敗事例】雛形と比べただけ

2 過剰・過小な修正はNG<修正の分量>
【失敗事例】張り切って大量に修正してしまう

3 ビジネスモデルを疑う<リスク管理の意味>
【失敗事例】条項の修正より重要なものがある

4 沈黙は禁<修正が難しい場合の契約書審査>
【失敗事例】交渉力的に変更は無理だと諦める

5 リサーチこそが肝<リサーチの重要性>
【失敗事例】国際管轄をもっと調べておけば……


第2章 一般条項にまつわる失敗

6 責任の範囲を明確にする<損害賠償条項>
【失敗事例】損害賠償のリスクを見逃す

7 初歩であり最難関でもある<秘密保持条項>
【失敗事例】秘密情報の定め方が雑

8 生殺与奪の権を握られない<解除権>
【失敗事例】一方の意向で解除できる条項を見逃す

9 網羅できないと心得る<バスケット条項>
【失敗事例】解除権が限定されすぎ

10 永遠に縛られない<存続条項>
【失敗事例】無限の競業避止義務を見落とす


第3章 売買契約にまつわる失敗

11  「当たり前のこと」こそ明記<目的物と仕様>
【失敗事例】目的物と仕様にも目を配る

12 「別途合意」に逃げない<検収条件>
【失敗事例】別途合意のまま1年経過

13 最悪の事態を想定する<契約不適合責任>
【失敗事例】売主にリコール費用を請求できない

14 最新改正に気づく<保証条項>
【失敗事例】実質は根保証であることに気づけず

15 続くからこそ「基本」契約<基本契約の審査>
【失敗事例】将来リスキーな取引が待ち受けていた


第4章 業務委託契約にまつわる失敗

16 特掲を忘れない<知財の移転>
【失敗事例】全てなのに全てじゃない?

17 委託先を見張る<個人情報保護法25条>
【失敗事例】「データ分析」の含意を確かめない

18 実践されなければ意味がない<偽装請負回避条項>
【失敗事例】契約条項が守られない

19 下請法に注意<下請法・フリーランス保護法>
【失敗事例】「依頼者に有利ならいい」と思い込む

20 明確な基準に基づき確認する<仕様の確認と完了確認条項>
【失敗事例】コンサルティングの内容を定めない


第5章 IT契約にまつわる失敗

21 クラウド時代に対応する<クラウド契約>
【失敗事例】クラウド契約への理解が足りず……

22 ユーザこそ協力義務を負う<システム開発契約>
【失敗事例】安易な「お任せ」は禁物

23 関連契約を踏まえたアドバイスを<ERPとFit&Gap分析>
【失敗事例】パッケージの利用目的の確認を怠る

24 第三者には対抗できない?<データ提供契約>
【失敗事例】データ・オーナーシップに惑わされる

25 AI のリスクを理解せよ<AI契約>
【失敗事例】AI のことなんてわからない!


第6章 M&A契約にまつわる失敗

26 1円M&AでもDD<デューディリジェンス(DD)>
【失敗事例】会社購入後に多くの問題が発覚

27 知ってしまった買主は保護されない<補償条項>
【失敗事例】補償条項を設けたのに補償されない

28 リスクに応じた手法を選択する<M&A方式の選択>
【失敗事例】倒産されて打つ手なし

ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鳩とほっとしょうが

3
一般論的な審査ではなく、個別の案件ごとに具体的なリスク管理の視点を持つべきだったという具体例が多く、身にしみた。トピックスごとに短くわかりやすい説明で読みやすかった。AIのリスクについては、導入の導入のような内容なのかもしれないが、もっと詳しい書籍にあたらなければ、と思うきっかけになった。メモ)裁判規範と行為規範から具体的なビジネスを踏まえたリスク管理を行う、準委任契約における完了確認と検収の相違、データオーナーシップと言っても債権的地位に過ぎない。2024/11/04

Studies

0
良書2025/03/13

kaz

0
基本的には法務部門に配属された人向けの内容とは思うが、契約書にタッチする可能性のある人にとって、契約書に対する考え方を整理するうえで、非常に参考になる。図書館の内容紹介は『契約書審査の過程では、回避すべき様々な落とし穴が存在する。契約書審査の重大な落とし穴30点について具体的な設例を出した上で、落とし穴を回避するために必要な知識を解説。回避するためにどうすればいいのかを説明する』。 2025/01/04

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