内容説明
そのダサイ自分の人生を人に話せるようになったのは、ある程度自分のことを客観視できるようになり、自分のことを冗談にもできるようになったからだ。そうなって、僕はずいぶん楽になった。この本は、僕が楽になっていく歴史でもあるのだ。だからダサイ人生で悩んでいる人は、ぜひ読んでもらいたいと思っているのである。きっと救われると思う。(「そのまた終わりに」より)
「実母のダイナマイト心中」という、あまりにもインパクトある体験をした岡山の一人の少年は、のちに『ウイークエンド・スーパー』『写真時代』など、80年代を席巻した伝説のエロ雑誌を生み出す名編集者となる…。
著者、末井昭の波乱万丈な人生を描いたエッセイ。後に映画化もされた話題書。
▼内容
Act.1 お母さんは爆発だ
Act.2 ニューセルフ マイセルフ チャンス
Act.3 ウイークエンド・スーパー主義
Act.4 写真時代の時代
Act.5 HAND-JOE談
著者本人によるあとがき全4種
あとがき&解説:上杉清文、栗本慎一郎、花村萬月
◇豪華執筆陣によるこれまでの寄稿もすべて収録。
◇若き日の著者による「幻のコミック」を初収録!
◇著者ファンにはおなじみの、女装写真ももちろんあります。
※本書は、1999年筑摩書房刊『素敵なダイナマイトスキャンダル』を底本として、新たな原稿を加え再編集した新装版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ワンタン
6
実母のダイナマイト心中という重すぎる生い立ちから始まるが、その他の文章も重い、重い。この人もある時代の寵児だったと思うが、振り返るにはまだまだ生々しすぎる。2017/08/12
犬養三千代
3
衝撃的な題名そして それが事実だと言うこと。 きらびやか❓な交友録とも読める アラーキー、篠原勝之、南伸坊、等など2015/06/16
ouosou
2
末井さんのサイン本。私のところに来るとも分からず書かれたサインが今私の手元にあることが不思議。でもこの本にふさわしい成り行き。2014/11/22
すきま
2
「僕は、写真がよくわからなかった。「あの人は写真がよくわかっている」なんて言うのを耳にして、写真がわかる、わからない、ということとはどういうことなのだろうと考えた。結局、言葉なのだった。写真を見て、そこからどれだけの言葉を引き出せるかが、写真がわかる、わからない、なのだ。要するに、写真は写真論のために存在しているようなものなのだ。」2014/01/04
てらさか
1
映画化するとのことで読書しました。このエピソードを拾って映画につなげるのかな…と想像したり。冒頭のインパクトがすごすぎる。2017/12/20
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】熱を食らわば、母までも。…
-
- 和書
- 日本7つの危険




