地熱革命が始まる

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地熱革命が始まる

  • 著者名:プレジデント編集部
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  • プレジデント社(書籍)(2024/10発売)
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  • ISBN:9784833482691

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内容説明

【内容紹介】
地球内部の熱エネルギーを利用して電気を起こす「地熱発電」――。
太陽光発電や風力発電と比べても、
天候に左右されず安定的に電力が供給できる
クリーンエネルギーとして注目されている。
じつは、火山大国・日本は世界第3位の地熱資源量を有している。
これまでは規制やコスト面で
なかなか普及が進まなかった地熱開発だが、
近年、イノベーションにより、
地熱が日本の主力電源になる可能性が生まれつつある。
地熱発電所のしくみから、
地熱を活用した地域共生型の先進事例、
最新の掘削・探査技術まで、
地熱革命をもたらすイノベーションの最前線を紹介する。
※紙版と一部内容が異なる場合があります。

【目次抜粋】
■巻頭特集:日本の未来を担う再生可能エネルギー
地熱革命が世界を変える5つの理由

■インタビュー:片瀬裕文(I-Pulse取締役副会長)
革新的イノベーションで日本が地熱革命のリーダーに

■Part1:地熱発電のしくみQ&A
Q:そもそも「地熱」って何?
Q:地熱発電は何がすぐれているの?
Q:どうやって発電するの?
Q:日本に地熱発電所はどれくらいある?
Q:世界ではどれくらい地熱発電が使われている?
Q:日本の地熱発電の現状は?
Column:グーグル、ザッカーバーグも投資する 世界の地熱開発最前線

地熱発電所ってどんなところ? 日本最大! 八丁原発電所 潜入ルポ

■Part2:なぜこれまで地熱開発は進まなかったのか
理由1:リードタイムは10年超!ネックとなる「時間」と「コスト」
理由2:掘ってみなければわからない「探査」と「掘削」の不確実性
理由3:地熱資源の約8割が「自然公園」の地下に存在する
理由4:「温泉大国」ならではの課題 自治体や住民との合意形成
理由5:規制緩和や補助金の増設は進むも政府の支援策がまだ不十分

■Part3:地熱革命をもたらすイノベーション最前線
技術1:高電圧パルスの衝撃波で井戸の目詰まりを除去
●ブルースパーク(Blue Spark)
技術2:探査深度は従来の3倍以上! 資源発見の確率を高める新技術
●タイフーン(Typhoon)
技術3:網目状ループで水を循環させる次世代型発電システム
●クローズドループ(Closed Loop)
技術4:工期もコストも大幅に削減する地熱革命の切り札となる掘削技術
●ジーパルス掘削装置

■インタビュー:中村誠司(Geo Dreams代表取締役社長)
自治体と連携して「地熱革命」を起こす

■Part4:エネルギーの地産地消! 地熱で地方創生
これからの地熱発電は「地域共生型」へ
日本初! 住民全30戸が出資し、地域のために立ち上げた発電所
●わいた温泉郷(熊本県阿蘇郡小国町)
温泉郷と地熱発電の共存共栄モデルが実現
●奥飛騨温泉郷(岐阜県高山市)
温泉リゾート開発に寄与した日本初の商業用地熱発電所
●松川温泉・八幡平温泉郷(岩手県八幡平市)

■インタビュー:真山 仁(小説家)
小説の力で地熱を盛り上げたい

■インタビュー:柏木孝夫(東京工業大学特命教授・名誉教授)
国が後押しして地熱発電を脱炭素時代のベースロード電源に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スター

22
地熱発電の有望性にスポットを当てた本。24時間天候に左右されず、二酸化炭素の排出量も少ない地熱発電。 日本には世界第3位の地熱資源量があり、発電所の設備も自前で賄う事が可能とよい事ずくめ。 すでに全国70か所あり、現在も各地で開発が進んでいるとの事。半減期2万年の放射性廃棄物の出る原発よりも、よいと感じた。 一方調査から発電までに10年超かかるなどの問題も。そういう問題点も指摘してる点が良心的に思えた。2024/11/23

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