講談社文庫<br> その果てを知らず

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
その果てを知らず

  • 著者名:眉村卓【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2024/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065373125

ファイル: /

内容説明

日本SF第一世代として活躍した眉村卓が晩年の病床で書き継いでいた遺作。SF黎明期に起こったこと、そして未来はどうなるのか――

今から60年以上前、大学を卒業して会社員となった浦上映生は文芸の道を志し、SF同人誌「原始惑星」や創刊されたばかりの「月刊SF」に作品を投稿し始めた。サラリーマン生活を続け、大阪と東京を行き来しての執筆生活はどのように続いていったのか。
晩年の彼が闘病しつつ創作に向き合う日常や、病床で見る幻想や作中作を縦横無尽に交えながら、最期に至った“この世界の真実”とは。

これぞ最後の「眉村ワールド」!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

68
死去の翌年に刊行された眉村卓の遺作。『ぬばたまに…』『夕焼けの回転木馬』等と同様の自伝的作品。前半のSF作家デビューの頃の、SF関係者との交流を描く描写は、実に懐かしく、特に筒井康隆との初対面の場面、これは感動ですよ! 固有名詞をすべて別名に変えているのが、不自然だが(解説の権田萬治氏が固有名詞の元を丁寧に説明している)。しかし、後半が完全にオカルト話になっていて…。SFらしいSFを書く作家だったのに、これにはがっかりする。過去の自伝的作品もそういう流れだったけれど、SFの巨匠の遺作がこれじゃあなあ。2024/11/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22150863
  • ご注意事項

最近チェックした商品