内容説明
高齢化する母親、娘としての団塊女性。老いることで娘を引き寄せる母に娘はどう備えればいいのか。母娘問題の第一人者による力作。文庫化に伴い、新章「高齢化する母と娘たち」を加筆し、水上文氏による解説を新たに追加した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみどり
10
U-NEXTの契約が迫っていたので、10月前半は映画とドラマのウォッチリスト消化に費やして、やっと一冊これ読めた。映像コンテンツ漬けの日々よさようなら…。ところで2008年に噴出するかのように顕在化した日本の「母娘問題」だが、ほぼ10年経った2018-2020年あたりから韓ドラ家族ものに「ヤバめの母」が出てくるようになった。それまでオンマは神聖不可侵な存在だったのに…。そしてエンタメに落とし込む熱量と勢いは、かの国は強い。なにせロマンティックコメディに教育虐待系ときょうだい差別系をぶっ込んでくる。2024/10/16
てくてく
6
p126以下「娘に対する洗脳を成功させるためには、母は不幸でなければならない、カルトの教祖になるには受苦的存在であることが必要であるように。こんな苦労をしてきた。そこから逃れられなかったのは娘の存在があったからだ」というくだりが秀逸。戦後のロマンティック・ラブ・イデオロギー、自ら選び取った家庭なのにそれを顧みない夫(父親)、その恨みつらみを廃棄物処理のように吐き出すのは、男女の子どもがいても娘、特に長女を選んで行うというくだりも我が事のようで、辛いながらも一気読みした。母親の過干渉に悩む若い人に教えよう。2024/10/19
ソイラテ
4
信田先生の母親関係の著作の中で一番わかりやすいと思った。2025/04/21
M Y
3
年末年始の一冊となりました。個の問題ではなく社会システムの一面があるのかと腹落ち。個人としては子育てする時期に両親は他界していた。元気であったら、色々期待して気持ちを熟成させてしまったかもなとの読了です。2025/01/01
ichigomonogatari
2
私の母は「語る」人ではなかったからか、よくわからず、途中でギブアップした。2025/06/18
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