内容説明
本書では、フィールド調査・分類・理論モデルなどの様々な手法を用いてこの疑問に挑戦していく。また、種分化研究に関する最新の知見を紹介することで、地球の生物多様性がどのように形作られたか、さらに新種の誕生を私たちが目撃できるかについて触れる。
目次
1 種の多様性と分類学
2 生物の性質としての「種」
3 種分化のメカニズム
4 環境適応と種分化
5 交雑帯
6 種分化サイクル
7 種分化研究と系統樹
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
女神の巡礼者
3
不勉強なもので、「数理生物学」なる研究分野が存在することを知りませんでした。著者はその分野の専門家ということで、その数理生物学の理論を用いて、生物の「種」がどのように分化してきたのかという理論を解説されています。しかし、なにぶん数学音痴の私には、次々に登場する数式とそれに基づくグラフの表していることが理解不能で、そのあとの解説が頼りでした。ただし、タイトルにある生物多様性の起源ということでは、生物の持つ高度な組織や機能を、生物がどのように手に入れたかという説明にはなっていないかと感じました。2024/06/16
つみれ
2
生殖隔離されたら別の日…て口では言うけど一口には語れない複雑さがあり。数式に泣いたが、最後についてるコーディネーターの解説が上手いことまとめてくれてます。▼あんだけ進化は自然淘汰と突然変異によると習うのに、ぼんやりと雑種が多様性を生むような感覚があるのは品種改良のことを考えているな多分。2025/12/27
Go Extreme
1
種分化の過程や進化のプロセスに焦点 種の多様性と分類学: 生物多様性ーすべての生物が種分化を経て現在に至る過程 分類学ー種の基本的な分類単位 世界・毎年約20,000種、日本・数百種の新種が記載 生物の性質・種: 実際に、または潜在的に交配できる生物の集合 生殖隔離の重要性 種分化のメカニズム: 環境適応・地理的隔離・交雑 交雑帯の存在・適応度の変化→種分化促進 環境適応: 適応度地形理論 適応度の谷や不和合性 交雑帯と種分化 種分化サイクル: 繰り返し起こる現象→種多様性形成 環境変化や移住が関与2025/01/28
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