内容説明
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俳優・松重豊が紡ぐ、“食の記憶”解禁!
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記憶に残る料理には、その時代、その瞬間のドラマ、
自分の人生そのものが詰まっている。
極貧時代を支えてくれた思い出の味や収録先で出会った逸品、四季折々の好物、
食べものに対する素朴な疑問や秘密の食べ方、最近のブームなど、
独自の視点で食にまつわる記憶を書き尽くし、本書に収録された品数は50以上。
松重豊の手にかかれば、素朴な家庭のコロッケが名バイプレーヤーに変わり、
うずらの卵を求めて町中華に行かずにはいられなくなる。
そんな食べることが楽しみになる、笑いあり、涙ありの珠玉のエッセイ。
イラストは、松重豊と親交の深い旭川在住の作家・あべみちこ。
●著者メッセージ(本書「はじめに」より)
晴れて書籍化。
まぁ特別な内容のエッセイではない、
「たべもの」について書かれた「ノヲト」つまり走り書きみたいなものだ。
昭和の思い出満載だが、わからないことがあったらおばあちゃんに聞くか、
ネットで調べればなんでも教えてくれるはず。
また、この単行本を手に取っていただいた大切なお客様だけの為に、
本編を読み終わった後に、僕の朝のルーティンについてお話しする特別付録をおつけしましょう。
では、皆様ご唱和を。
「いただきます」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
140
ゴローちゃんのクロワッサンに連載中のエッセイ。はじめの「いただきます」から、おまけのゴローちゃんの朝食「ごちそうさまでした」素敵なイラストがふんだんにあって、そのイラストレーターあべみちこさんとの対談まで、楽しかった。美味しそうだった。そして「腹が・・へった」(←ここはゴローちゃん風に(笑)前も思ったが、ゴローちゃん文才もあるのね。2024/10/29
R
97
雑誌コラムの連載をまとめたもののようだけど、食べ物にまつわる話しがどれもうまそうで、ドラマとは違ったイメージで食べたいと思わされる文章が楽しめた。軽妙洒脱というのか、力が抜けているけど中身のないわけではない筆運びが見事で、ちょっとした出来事や考えることが嫌味なく、著者の姿が浮かび上がるようにつづられていてとてもよかった。何よりも焼きのりが食べたい!2025/02/06
mike
90
面白かった〜(*´ω`*)松重さんの食に纏わるエッセイで某雑誌に掲載されてたらしい。とにかく彼のシャレの効いた独特の言い回しが可笑しくて何度もプッと吹き出した。真面目な顔で松重さん(時々井之頭五郎)が訥々と語りかけてくる。そこに花を添えるはあべみちこさんのイラスト。いやぁどれもリアルで生唾ごっくん。松重さんって食べ物も人も広く受け入れ大切にする方なんだなと一層好きになった。束の間とっても幸せな気分に浸ることができました。ごちそうさまでした🙏2025/03/02
こころ
72
スーパーの惣菜コーナーに鶏皮酢って全国どこにでもあると思っていたよ。おでんの『牛すじ』もないんだね。知らなかった。松重家では高菜のゴマ油炒めの常備菜は松重さんの担当とかで作り方が記載されていたり、福岡で必ず行くお店も紹介されていて私も行くお店だった。松重さんはやっぱり福岡の味を忘れていない☆ 嬉しいな。2025/02/02
Kokopelli
66
松重豊さんは好きだ・・・もちろん俳優として。孤独のグルメでは本当によく食べる。それもとても嬉しそうに。話し方も好みである。どちらかというとボソボソ系なのだがとても味がある。その松重さんの食にまつわるエッセイで、雑誌に連載していたらしい。文章にも松重さんっぽい感じが滲み出ていて楽しく読み進めた。九州・福岡県のご出身とのことだが、自分と食べ物の好みが似ているのがまた楽しかった。でもお酒はご卒業されたとのこと。私はいつまでも卒業はできないが・・・同い年だったんだなぁ、と思いつつ松重さんの本は、ぜひまた読みたい。2025/07/09
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