内容説明
東京の荒川の河川敷で高校生の水死体が見つかった。所轄の千住署が自殺と断定するも、本部捜査一課の樋口は別動で調べ始める。その生徒は生前に旅行を計画し、遺体の首筋にはひっかき傷があった。だが樋口は千住署からは猛反発を受け、本部の上司には激しく叱責される。彼の刑事人生はここまでか――。組織の狭間で男が正義を貫く傑作警察小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
102
今野さんのシリーズもので久しぶりに楽しめました。所轄の千住署が高校生の水死体を自殺としたが、そこで家族や新聞記者が疑問をもってということで主人公が調査を始めます。このようなことはあり得ないのですがやはり物語です。主人公は理事官から脅しを受けるものの、捜査一課長の助けを受け最後は今野さんらしく解決してくれます。若干軽いかなという感じを受けるものの久しぶりに楽しめました。2025/06/11
雅
57
再読でしたが楽しめました。1本筋の通った樋口がカッコいいです。2025/10/31
再び読書
29
優柔不断な樋口にイライラしていた、数作前の印象とは大違い。竜崎の様な斬れ味はありませんが、確実に仕留める刺し身包丁のような 切れ味を伺わせる。彼は一旦クビ宣告された事を逆手に取り、逆に権力側を敗北させてしまう。こう、角とより攻撃的に感じるが、腹をくくった正論に折れざるを得なかった。苦境に秋葉康一に苦しいときにも仲間がいるとは励まされるのが面白い。管理官の天童や、田端課長がひぐっちゃんを支持する。秋葉康一は娘を雇い入れ、大団円にまとまる。真実が明らかになる過程が痛快。2026/03/11
一笑
29
荒川の河川敷で少年の死体が発見され、管轄の千住署は自殺と断定して処理する。警視庁捜査一課刑事の樋口が新聞記者の遠藤や被害者の両親から話を聞き、自殺ということに疑問を抱き真実を追い求めるお話。とにかく面白かった。必ずしも正義が勝つといえないことはわかっているつもりだけれど、それでも正義が勝つ物語はスカッとして気持ちがいい。樋口係長はもちろん、管理官の天童や、ちらっと登場する田端課長の人間性も抜群。『政治家のじじいは、自我をむき出しで権力を握りたがる。ガキ大将と同じだ。』警察組織はすべからずこうあってほしい。2024/12/26
むつこ
25
樋口シリーズ7作目。記者から高校生の自殺と断定された所轄の案件について尋ねられたことをきっかけに直属の管理官から別行動の許可をもらう。上意下達の警察にできること、波風をたてることが苦手な主人公ではあるものの頑固さ(おっと正義感ね)に身近な仲間はできうる協力、石田課長の鶴の一言で事件として動き出す。解説の中で「作者はこういう警察官がいればいいなという理想の姿を託している」と、あった。やっぱり『理想』なんだよね、ファンタジーなんだ。でも私は警察小説が好き。娘の転職問題と交差して天職とは何かが描かれていた。2026/03/30
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