内容説明
「なんなんだ、これは!」想像力の限界の斜め上を突っ走る物語20編。街裏ぴんく(R-1グランプリ2024王者)、大島育宙(XXCLUB)、永井玲衣(哲学者)らが大絶賛!! 第一作品集『ずっと喪』において、Aマッソ加納愛子に「舞台袖で他の芸人のネタ見て思う『やられた』って気持ちが全編続いて最悪だった!」と言わしめた鬼才が放つ、待望の第二作品集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
13
え?のっけから唖然。口に合わなそうと思いつつ読んでいるうちに、止まれなくなっている自分に愕然。クスっと笑える話だけでよかったのに、『百番』には大爆笑させられましたよ。しかも電車の中でヒーヒー言っちゃって。なんとか呼吸を整え口元をキュッと締めて再びページを開いたらまた発作が!一回ツボっちゃうともうダメですね。この作品は、目先を変えてみたい人や、本の楽しみを知っているつもりの人に推したい。押し付けたい。読んでるところを遠くから観察したい。こんなぶっ飛んだレビュー書いたの初めて。(対象年齢は13歳以上かな?)2024/12/15
fabi@第一芸人文芸部
7
デビュー作『ずっと喪』も最高だったけれど、2冊目はさらにパワーアップしていた。圧巻の一冊です。ハズレゼロ。いろんな状況に関して突飛な設定やボケに対して、ツッコミを入れるか、受け入れるか、受け流すか、完全に乗っかるかはセンスの見せ所だと思うけれど、その判断が抜群にうまい。今村夏子さんや村田沙耶香さんの小説を読んだ時と同じように、読者を平伏す力がすごい。「ソファの隙間」「ヨミコはすべり台」「川が転校してきた」「溺死ロック」が特にお気に入り。2024/12/26
真作
4
久しぶりにショートショート。「春、定年は飛ぶ」二人の還暦男が、ピーター・パンのごとく、手を繋いで空を飛ぶ。「おっさんは犇めく」おっさんカフェ、どこかで成立しそうでやっぱり成立しなさそうなビジネス。2025/04/16
jolly
4
これは大好物。アイディア豊富な短編集。著者のほかの作品も読み進めよう。 2024/11/26
ともりぶ
3
『ずっと喪』より好きかも。発想が素晴らしく読んでてわくわくする。2025/04/18