2032年、日本がスタートアップのハブになる 世界を動かす才能を解放せよ

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2032年、日本がスタートアップのハブになる 世界を動かす才能を解放せよ

  • ISBN:9784910487045

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内容説明

日本には成功する条件が揃っている。
しかしまだ真に機能するイノベーションのエコシステムがない。
この国が世界レベルのスタートアップを生み出すために今やるべきこととは?


米国屈指の投資家育成機関「カウフマン・フェローズ」で名だたる投資家たちを育て上げ、自らもTwitter、Zoom、Coinbase、Squareなどの投資案件を手がけてきた国際展開支援のトップファンドSozo Venturesの共同創業者フィル・ウィックハムが、世界を変えるスタートアップを生み出すエコシステムの仕組みを日本の読者に向けて明かす!

世界50以上の都市でスタートアップ・エコシステムの構築を支援してきたベンチャーキャピタリストが教えるトップイノベーターたちの共通点とは何か?

イノベーションを起こしうる「天才」を発見する方法、
そのような天才が生み出す無限のアイデアを適切に支援するエコシステムを構築する方法、
アイデアを検証するための実験のやり方とマインドセットを一挙紹介。

【こんな方におすすめ】
・スタートアップを成功させたい起業家
・スタートアップの成功を支援したい人
・偉業を成し遂げた世界的なスタートアップのエコシステムに関心がある人
・トップのイノベーターたちに共通する資質を知りたい人
・自分の「天性の才能」が何か知りたい人
・イノベーションが生まれる仕組みに興味がある人

【目次】
序文 次は日本の番だ(アレン・テイラー)
はじめに すべては深く強固な基礎から始まる
第1章 日本のスタートアップ・エコシステムの誕生
第2章 「不確実性」を愛するということ
第3章 工業時代のマインドセットからの脱却
第4章 「天才」を殺した企業文化
第5章 「永遠の学び手」であるために
第6章 「最高の仕事」の機会に招かれるために
第7章 自分の「天才」と「使命」に賭ける
第8章 巨大な波を見極め、乗ることができるか?
第9章 この国の「信頼」という資産
第10章 「目を見れば、誰に投資すべきか判断できる」という嘘
第11章 「もし既存の体制を怒らせるなら、それはあなたが何かを見つけたということ」
謝辞

アレン・テイラー(エンデバー・カタリスト/マネージングパートナー)
「私は2009年にエンデバーでの仕事を通じてフィルと知り合いました。エンデバーは世界中の起業家を選抜し、トップのリーダーに育成するための世界最大級のNPOです。その後2011年から2013年にかけて、私は世界的に有名なベンチャーキャピタリストの養成機関であるカウフマン・フェローズ・プログラムに参加する幸運に恵まれ、フィルは当時カウフマンのCEOを務めていました。過去15年以上にわたり、私たちは一緒にパネルディスカッションに参加し、若いベンチャーキャピタリストを指導し、ほぼすべての大陸で公共および民間セクターのリーダーたちにアドバイスをしてきました。私はフィルから数多くの知恵の欠片を集め、エンデバー・カタリストをAUM5億ドル以上、十数カ国で50以上の「ユニコーン」投資を持つグローバルVCファームに育て上げた自身のキャリアにおいて、フィルにアドバイスとメンタリングを求めてきました。
ですから、はっきりと申し上げましょう。これから皆さんがこの本でお読みになることは信頼に値するものです。フィルは自分の専門分野に精通しています。彼はスタンフォード大学でイノベーション・エコシステムの構築に関する授業を教えています。そして50カ国以上でこれをどのように行うかについてのアドバイスをしてきました。これらは単なる個人の意見や重みのない信念といった以上のものです。この本で彼が皆さんと共有するのは、起業家のエコシステムがどのように、そしてなぜ機能するのか、そして日本がこのプレイブックに従ってこれから数十年で経済を変革できる方法についての極めて基本的で基礎的な原則です。並外れた個人による社会でイノベーションを起こす理論は、これらすべてにおける重要な概念であり、フィルはこの本でそれを見事に説明しています。」(序文より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takateru Imazu

3
2032年、日本がスタートアップのハブになる:世界を動かす才能を解放せよ 著:フィル・ウィックハム 建築、映画、ファッション、ゲーム、文学、芸術など、ほぼすべての創造的な産業で日本は圧倒的な存在感を示している。しかしスタートアップによるイノベーションにおいては、残念ながら世界の多くの地域に比べて大きく後れを取っている。ただし、これは日本に創造的なビジネスマインドが欠けているせいではない、単に日本には、「フリーク」が成功する道筋がないだけである。 2024/11/04

ないとう

1
シリコンバレーの国際展開支援のトップファンドを創業した著者による日本への激励の本。ポテンシャルはあるのに生かしきれていない。イノベーション創出には大人数が必要なわけではなく、少数の変人たちがあればそれでよいがその変人たちを受け入れる環境が必要。またイノベーションは不確実性の中を突き進む事になるので、しばしば恐怖を引き起こすことがある事を理解する必要があるとのこと。スタートXを開始したキャメロンティルトマン氏の元にも初期にはスタンフォード大の学長から、周りが迷惑してるから取り組みをやめなさいと言う手紙が来た2025/02/08

ぷる

1
東京が実はシリコンバレーを超えるポテンシャルを秘めている、という、とてもワクワクさせられる内容。政府が推し進める大規模補助金は明確に文中で否定されているものの、どん詰まり感のある日本にとっては希望が持てる一冊。2025/01/10

TAKAHIRO | Vlogger

1
本書は、日本のイノベーションの現状を紐解き、その課題と可能性に迫ります。日本は「安全で治安が良い国」と評価され、交通インフラも世界最高レベル。それなのに、なぜ諸外国に比べてイノベーションが遅れているのか?その理由を理解する手助けとなる一冊です。 📝印象に残った言葉: •「日本は世界最高レベルの交通インフラを持つ。」 •「日本は創造的な人材を育てる教育システムの改善に取り組む必要がある。」 安全性だけでなく、新しい発想を育てる教育やシステムの重要性に気づかされる内容です。2024/11/03

Kanetaka M. Maki

1
日本のイノベーションを理解する上で、とてもまとまっています。2024/10/25

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