内容説明
世界は「優しい奇跡」に満ちている――。
癒やしと幻想の名手・村山早紀が描く5つの物語。
本屋大賞ノミネート作家の最高傑作!
失恋したての青年、亡き祖父を想う少女、行き詰まったイヤミス作家、不器用な本好きの少年、未来が不安な女性ライター……
昭和から令和まで時代を越え、街の片隅で暮らす人々のそれぞれの心の傷が、優しい魔法で癒やされていく。
ささやかな出会いと別れの中、心に寄り添い、そっと明かりを灯す奇跡たち。
荒涼とした時代に、あなたの心へ、今、いちばん届けたい希望の物語。
これは、村山早紀史上、最愛の祈り――
誰かのための真摯な祈りが「優しい奇跡」を連れてくる。
愛に包まれた全5話、珠玉の短編集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
263
ネコちゃんが人生に悩む不器用でマジメな人々に奇跡をもたらし勇気づけてくれる寒い季節にピッタリのハートウォーミングな奇跡の魔法ファンタジーの5つの連作短編集です。子供から大人まですべての人たちの心に強く訴えかける幻想的な現代のメルヘンですよ。本書を読んだ瞬間に現在さまざまな問題の数々で息詰まっている人にも大丈夫だよもうちょっとだけがんばれば道が開けるさと信じさせてくれますよ。ささやかな幸せは誰にもちゃんと訪れるのです。そんな著者の信念が心に届く作品世界をもっと読みたいなと思いますね。#NetGalleyJP2025/01/20
starbro
231
村山 早紀は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、キャット・ファンタジー連作短編集でした。オススメは、「星降る街で」&「一番星の双子」だにゃあ(=^・^=) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000010667.html 【読メ😻猫部】2024/12/09
モルク
105
心があたたかくなる5話の短編集。㍼から令和まで、街の片隅で生きる人々、それぞれに悩みや生きづらさを感じながら、人の幸せを願う優しい人たちが癒されていく。読んでいるこちらの方も癒される。それぞれの作品に村山さんの大好きな猫が登場する。その猫が描かれた表紙も美しい。こんなファンタジーを読みたかった!と改めて感じた。中でも戦時中兄と病弱な妹、そして現代の兄の孫娘が紡ぐ話「時を駆けるチイコ」がお気に入り。2026/03/31
遥かなる想い
105
街の片隅で暮らす人々の心の傷を優しく描いた短編集である。 どの作品にも 驚くほど 人は出てこない。 孤独の心を抱えながら、ひとり主人公の独白が続く。 自分の立ち位置をわきまえ、どこか諦めの境地に 立ち、余分な夢を見ない主人公たちの生き様は、 著者の理想なのだろうか。 ほっこり系だが、どこか哀しい、短編集だった。2025/05/04
みかん🍊
96
街の片隅でひとりでささやかにまじめに慎ましく生きているそんな人々のちょっとしたファンタジーの幸せな5話の短編集、どれも猫が出てきてきっかけになる、大切な人に出会えたり、パラレルワールドで亡くなった人が生きている世界を垣間見たり、殺伐とした事件や戦争や感染症や暗い世界でせめて小説の中だけでもほっこり優しい世界でありたい、そんな人にお勧めの作品です。2025/07/14




