文春文庫<br> 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

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文春文庫
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

  • 著者名:鈴木忠平【著】
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • 文藝春秋(2024/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784167922887

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内容説明

第53回大宅壮一ノンフィクション賞、第21回新潮ドキュメント賞、第44回講談社本田靖春ノンフィクション賞受賞。
史上初、前人未到の三冠達成!
令和最高のノンフィクション

この本は一体、何人の人生を変えるのだろうか──

各界から感動の声、続出! 
中日はなぜ「勝てる組織」に変貌したのか? 
スポーツ・ノンフィクションの枠を超え、社会現象を巻き起こし、2022年のノンフィクション賞を総なめにした大ベストセラー。
文庫化にあたり、完全試合目前での“非情采配”山井大介投手降板劇の真相に迫る新章「それぞれのマウンド」を書き下ろし。
新たに川上憲伸に取材、2007年日本シリーズ、幻の第六戦に登板予定だったエースは、あの夜、何を見たのか──?



なぜ 語らないのか。
なぜ 俯いて歩くのか。
なぜ いつも独りなのか。
そしてなぜ 嫌われるのか――。

中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。
それでもなぜ、落合博満は“嫌われた監督”であり続けたのか。
謎めいた沈黙と非情な采配。そこに込められた深謀遠慮に翻弄されながら、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった男たちの証言から、孤高にして異端の名将の実像に迫る。

著者の鈴木忠平氏は中日の番記者として8年間担当。新たな落合監督像を浮かび上がらせると共に、中日が「勝てる組織」へと変貌していく様をドラマチックに描く。

※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の、文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

88
この作品は2022年8月3日に単行本にて読了済。今回は文庫版で追加された新章があるとの事でその部分を読んだ。「それぞれのマウンド」。勝てば日本一になる試合。完全試合継続の9回、山井投手から岩瀬投手に継投された試合だ。この試合は実はロッカールームにエース川上憲伸がいたのだ。6戦目があった場合の先発投手に決まっていたが、日本一になった場合のセレモニーに備えて待機していた。本編の第5章「味方なき決断」はベンチ側に視点を取っているが、新章はマウンドに立つ者たち、山井、岩瀬、そして川上からの視点が興味深かった。2025/05/21

ヒデキ

51
文庫版が出て新しく買いました。 ドラゴンズが、低迷している今だからこそ読んでよかったと思える作品でした。 チームとしての総合力が、チームの成績を決めるんだな? と思って読んでいました。 みんなが応援してみんなでゲームを見にいってもそれが、チームを強くすることになるのか 或いは、チームが、強くなることをみんなが望んでいるのか? 考えてしまいました2024/10/24

007 kazu

45
選手他の第3者目線と著者の1人称目線で落合を掘り下げる。経営者ならリーダー像として推薦図書に挙げるかもしれないが、それにとどまらない多面的な読み方ができるのが本書の魅力。落合はもちろん、記者の末席で伝書鳩の立場しかなかった著者の立ち位置が落合との距離感と共に変化する模様も面白い。立浪外しや川崎の開幕投手抜擢もかなりのものだが、やはり日本一決定試合で完全試合目前の山井を9回に降板させた伝説の采配。登板を告げられた岩瀬、9回に上がれるかを問われる投手、その判断を聞きに行くコーチに迫った章は圧巻である。(続く)2025/01/23

confusion_regret_temptation

33
天才野球人落合博満の、中日監督時代を深く深く掘り下げた骨太なノンフィクション。章ごとに関わった選手やスタッフの背景や心情を加えることで、より深く濃く落合という人を浮かび上がらせてくれた。文章も読み易く、なかなかの厚さだがそれを感じることなく読み進めることが出来た。良かったです。2025/01/14

ベンアル

30
ハードカバーに続き書店にて購入。落合監督の8年間について、選手や裏方など当事者目線で当時を語る。森野と立浪のレギュラー争い、小林と前田の対決、山井の日本シリーズ完全試合未遂など当時の中日ファンにとっては大変読みごたえがある。当時の中日ファンであったことを誇りに思う。2025/01/31

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