集英社文庫<br> トラッシュ

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集英社文庫
トラッシュ

  • 著者名:増島拓哉【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 集英社(2024/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087446838

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内容説明

いじめ、差別、虚無感、愛されない苦しみ、親との確執……それぞれの理由で集団自殺を試みた6人の若者達。しかし、闇サイトで入手した薬が偽物で、全員生き延びてしまう。「一遍死んだんやから、もう怖いものはない」。自分たちを死の淵に追い込んだ「加害者」に対し、6人は犯罪も辞さない世直し活動を始める。ドラッグ売人狩り、差別団体へのテロ、そして首相暗殺。その過激な行為で世間の賞賛と非難を浴びながら、6人の活動はエスカレートしていき……誰が本当の屑(トラッシュ)なのか。小説すばる新人賞受賞後第一作。雑誌連載時から賛否を巻き起こした問題作。文庫化にあたり結末を大幅に修正した完全版!

目次

第一章 覚醒
第二章 爆裂
第三章 劇終
第四章 分水嶺
第五章 革命
第六章 曙光
終章 代価

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ohion

5
どうなるんだ、コイツらという思いでページを繰った。決して、裏表紙にあるような世直し活動とは思わなかった。それぞれ死にたいとまで思った彼らの境遇?に同情することはあったけど、共感までは至らなかった。 それでも、一気に読み終わっちゃうほど、惹きつけるものがあったようにも思う。2024/09/12

terukravitz

5
★★★★★2024/04/30

オールド・ボリシェビク

3
著者は1999年生まれ。本作が2作目。集団自殺を試みた6人だが、入手した薬は偽物で、誰も死ぬことはできなかった。せっかく生き延びたのなら、好きなこと、派手なことをやってやろうと、ドラッグの売人狩りに繰り出すが、やがて暴走が始まり、自滅への道を進む。まあ、いまの若者たちの心理を極端にとらえればこうなってくるのだろうな。時代閉塞の状況か。だから、どうすればいいかもわからない。本当に閉塞した状況。これをスカッとしたエンターティンメントにしろといっても、無理だわなあ。2024/11/26

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