集英社文庫<br> 対になる人

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集英社文庫
対になる人

  • 著者名:花村萬月【著】
  • 価格 ¥1,221(本体¥1,110)
  • 集英社(2024/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087446821

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内容説明

はじめて彼女を殺したのは母親だった。小学2年生の彼女を絶望的にまで殺し尽くしたのは教諭である鈴木による性的虐待だった。鈴木先生は6人の彼女を生みだすきっかけとなった。17歳のときに彼女を犯し、完全に殺したのは水原君と10人の仲間たちだった。そのとき新たに2人、あるいはさらに多数の彼女が生まれた…。札幌に引っ越した小説家の菱沼は、クラブで心に50の人格を宿す解離性同一性障害の紫織と出会う。DV被害にあう女に手を差し伸べた男は、信じられないほど壮絶な彼女の過去を知ることに……。圧倒的な生々しさで描かれる迫真のサイコスリラー。

目次

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終章
〈対になる人〉後書き
文庫版 後書き

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こけこ

2
50人格の多重人格者の話で、あまり感情移入はできなかったが、現状を垣間見れた。今までのイメージとは異なる花村作品。取材活動を基に書かれているので、その人を側で見ているようなリアリティ。2024/10/18

moonchild

0
ジャンルとしてはサイコスリラーだそうです。私には理解できない物理学は退屈でした。それと50人は多すぎる。合わない本でした。2025/02/26

マサ

0
約十年ぶりに読んだ花村萬月作品。多重人格を題材にしたサイコスリラーとあるが、別にスリラー感は無い。 もともと花村作品は好きなのだが、本作はちょっと乗れなかった。性暴力とセックスばかりで流石に胸やけする。唐突なオカルトもありついていけなかった。あとがき読んでほぼ実話だと知ってびっくりしたが、それが面白いかどうかはまた別かなという感じ。 ただ、料理と暴力の描写のリアリティは圧巻だった。2024/10/09

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