老人の知恵

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老人の知恵

  • 著者名:田原総一朗/養老孟司
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 毎日新聞出版(2024/10発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620328157

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内容説明

タブーなし、忖度なし。
知の巨人×日本を代表するジャーナリスト 初対談が実現!
戦争を知る最後の世代として、これだけは言っておきたい。

戦争体験。高度経済成長期。バブル崩壊後、1990年代からの経済停滞「失われた30年」。超少子高齢社会。この社会の居心地の悪さの原因は何なのか。そんな日本を活性化させるにはどうすればいいのか。人間にとって「生きる」とは、「老い」とは、「死」とは――。
解剖学者としての知見をベースに医学・生物学などの知識を交えて社会のあらゆる事象を読み解く「知の巨人」と、活字と放送の両メディアで精力的に取材活動を続ける「日本の生き字引」ともいえる稀代のジャーナリストが、縦横無尽に語り合う。

【本書の主な内容】
●腰が痛い、肩が凝る、年寄りの文句が増えてきました
 ●虫の世界は人間社会に何が起きても変わりません
●敗戦の日の夜、明るい街を見て戦争が終わったことを実感
●タブーに切り込まなければ戦時中と同じじゃないか
●震災後の日本がどうなるか『方丈記』を読むとよくわかります
●国の大きな転換期には必ず大規模な自然災害が起きています
●自国ファーストは鎖国への第一歩ではないか
●チャレンジする人間を育てられない、それが日本の大問題
●負けるとわかっている戦争になぜ反対できなかったのか
●日本には明治維新からのストレスが残っているんです
●薬不足、車の不整備、原因はつながっているのです
●男性に同化せざるを得ない社会って、どうなんだろう
●神って定義できないもの。一人一人が持っていればいい
●僕のお爺さんの現世はビールに落ちたハエかもしれない
●できると思えば必ずやる。それが日本人の悪いクセでもある
●虫の減少と少子化の問題は似ている。どっちも原因がわからない
●人間関係だけで世界が完結したら、たまったもんじゃない
●論破することにどんな意味があるのかなあ
●日本人はいつからものづくりの精神を忘れたんだろう
●定年前に辞めたから今の自分があると思います
●スマホもパソコンも社会とのお付き合いのためです
●80歳過ぎたら我慢しないで好きに生きたらいいんですよ
●老い方は人それぞれ、他人と比べても仕方がないんです
●健康診断より大事なのは、体の声に耳を傾けること
●高齢者だから猫を飼うなというのは余計なお世話
●死んだあとのことは今考えても仕方ない
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

84
同世代の2人の対談集です。ジャンルの違う2人ですが、リズムが似ていると感じました。自分達の幼少時代から今に至るまでの考え方。また今の若い世代の評論と期待。時代を俯瞰した2人ならではの対談ですので、非常に興味深く読めました。2024/12/14

newman

8
原爆投下をアメリカは対ソ連との戦争を恐れていたからと答えていると田原氏は言っている。だが本当にそうなのかと思った。私はアメリカ側が日本は最後の1人まで戦うぞという意思でいることを知っていたからではないかと思うのだが違うのだろうか。なぜってソ連は、当然にアメリカの原爆実験の成功は知っていたろうし、アメリカとしては一度に10万人単位の民間人を殺戮したのは日本に負けを認めさせるため仕方なかったというよりは次に起こるであろう米ソ戦を避けるためとした方が日本人、世界からの批判を避けやすいと考えたからと思えるのだが。2025/02/03

さちめりー

6
2024年7月頃に行われた「昭和の時代に起きた戦争を知っている最後の世代」2人の対談。田原氏が「なんで」「どうすればいい」としきりに食いついて、先生が穏やかに諭す構図。田原氏の近視眼的で思考の浅い幼稚さが目立って「老人の知恵」というより「養老先生の知恵」であったが、読んでいる自分も同じにお話を聞いている感じで気楽に読めた。「子どもたちは学校で大きな声も出せないでいる。これ、虐待」との言葉にハッとさせられた。「かかあ天下」な日本の女性観や、最近は野良猫に触れているというお話もきけた。2024/12/06

zumi

5
もう返却してしまった本だけど記録として。お二人の対談は多岐にわたり面白く読めた。奥様との接し方も興味深かった。もう一度借りてこようかな。2025/05/28

ニョンブーチョッパー

4
★★★★★ 最近の田原さんの言動がネットニュースで取り上げられるのを見て、エキセントリックな印象を持っていたけれど、本書ではぜんぜんそんなことはなくて、いい対談でした。2025/04/28

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