内容説明
おしゃれにまつわるエッセイを48篇収録。こだわりの一着、憧れのスタイル、特別なよそいき……「好き」を装う楽しさが詰まった本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
44
ラインナップが豪華で如何にもその人らしいことが書いてあるから面白い。永井荷風の洋服論は今読んでも参考になるし、太宰はくどくど、竹久夢二はネチョッとしている。グラビアがあるともっとよかった。2025/05/25
neimu
41
佐多稲子、宇野千代、室生犀星、沢村貞子、米原万里、面白い。高速で読み飛ばす。印象に残っても良かったとは思えないものも。共感できても、それが苦い思いであるがゆえに、哀しくなってしまうものも。アンソロジーであるがゆえに読んではみたが、でなければご縁がないものも。写真に驚かされるというか、やはりと納得してしまうというか。特に着物世代ではなく、蛇の目傘なんぞさしたこともなければ、高下駄なんぞ履いたこともない私は、今日の雨にうんざりしていたので、佐多稲子に親近感を覚えてしまった。雨の日の装いに苦労する季節が来た。2025/06/03
shikashika555
31
明治の文豪から現代作家まで、作家がオシャレについて書いた文を纏めたもの。面白い編集だ。出典は書かれていないが平凡社であるから、おそらく雑誌の連載からまとめたものだろう。 菊池寛の「女の人は反物の鑑定は上手でも、自分自身の鑑定には相当狂いがあると見なければならない。反物を鑑定すると同時に自分自身をハッキリ鑑定している人をこそ、いい好みの人と云うべきであろう」にはその本質を言葉にする慧眼にひれ伏したい。まさしくまさしく。 村田沙耶香の稿は瑞々しくとても感じが良かった。2026/06/04
ひさか
21
2024年9月平凡社刊。エッセイ、詩、漫画46編のアンソロジー。作家と◯◯シリーズらしい。身にまとうもののおしゃれの話で、みなさん正論というかありふれた話ばかりが続き、少しがっかりです。人がなにかを纏うという行為にはかなり共通した概念や想念があるんでしょうねぇ。2024/12/31
くさてる
20
大正から平成まで、「おしゃれ」に関する作家のエッセイアンソロジー。古い時代の文章は使われている語句すらなんのことか分からなかったりしたけれど、それはそれで趣を感じた。既読だったけど、やっぱりうまいなあと笑ってしまったのは太宰治。三島由紀夫も良い。萩原朔太郎はまるで一篇の小説のような読み心地のエッセイで印象に残った。他の作品も個性やこだわりを楽しめて、面白かったです。2025/02/12




