内容説明
おしゃれにまつわるエッセイを48篇収録。こだわりの一着、憧れのスタイル、特別なよそいき……「好き」を装う楽しさが詰まった本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
14
2024年9月平凡社刊。エッセイ、詩、漫画46編のアンソロジー。作家と◯◯シリーズらしい。身にまとうもののおしゃれの話で、みなさん正論というかありふれた話ばかりが続き、少しがっかりです。人がなにかを纏うという行為にはかなり共通した概念や想念があるんでしょうねぇ。2024/12/31
らびぞう
8
私は、作家の方は、自分を持っていて、おしゃれだと思う。数少ないお会いした作家の方々を見る限り、颯爽としており、その方に合った装いだと思った。(三浦しをんさん、桐野夏生さん)毎日のおしゃれ、お気に入りの逸品、とっとおきのよそいき、こだわりの着こなし、夢に見たあのスタイル、流行りをたのしむの6章からなり、46人の作家が登場する。その中で、小川洋子のフィレンツェの赤い手袋と望月ミネタロウのシューゲイザー、沢村貞子の無欲・どん欲、米原万里のピアスの穴、萩原朔太郎の夏帽子、安西安丸の「青豆とうふ」より、良かった。2024/12/08
まい
5
読んだことのある作家さんを中心に。 知らない人は流し読みぎみですが読了。 吉行淳之介、小川洋子、村田沙耶香、沢村貞子、嶽本野ばら萩原朔太郎、吉村昭がよかったです。 特に村田沙耶香の芥川賞受賞式の黒いドレスの話と、萩原朔太郎の一高帽子に憧れて恥ずかし惨めな話が良き。2025/01/05
Teppei Sakano
3
オレも服や帽子が好き。これぞという服を身につけるといつもはありもしない自信がわいてくるような。でも気恥ずかしくて自分のこだわりなんて語れはしないんだけど、それでも思ったままをいつか言語化してみたら自分で気づかなかった発見があるかもしれない。おしゃれなんて正解もなくて千差万別なのが面白い。2024/11/26
ブネ
2
【MEMO】 昭和の文豪のこだわりの着こなし、現代の作家が憧れた一着、漫画家のお気に入りのアイテム……特別な日の晴れ着から日々の生活を彩る普段着まで、「装う」楽しみが詰まったエッセイ、詩、漫画など46篇を収録。2024/11/20