内容説明
舞台はパリへ。美しい謎のギリシャ人女性は誰なのか。カヴァルカンティとは――華やかな社交界を背景に巧妙に仕掛けられる復讐の罠。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun
32
パリを舞台に復讐者モンテ・クリスト伯の周到な計画がいよいよ功を奏していく。かつてエドモンを陥れた悪党たちは、パリ社交界で注目の的となっている伯爵が実はエドモンその人であるとは誰も疑っておらず、一人また一人と復讐者の網に絡めとられその身に不幸が降りかかる。男は復讐を果たすためモンテ・クリスト伯という博学で社交術に長けた大富豪としての身分を隠れ蓑に、その裏では怨敵相手に綿密かつ狡猾な罠を仕掛けていく。その鮮やかな手腕に魅了されつつも気にかかるのはかつての婚約者メルセデスの存在。復讐の果てに何を見るのだろうか。2024/11/27
tosca
27
3巻目はちょっと展開が遅い気もしたが、色々仕掛け過ぎて、ちょっと心配になってきた。ちょっと脇が甘くないか?大丈夫か、モンテ・クリスト伯!4巻へ2025/09/09
katokicchan
11
復讐譚とは知っていたけど、読み始めて驚いたのは、当時のナポレオン失脚時からの歴史情勢が色濃く出ていて、歴史的背景がしっかり書き込まれていることで、大人レベルの優良小説だったということ。あと、モンテクリスト伯は裏切りに合うのも早く、長期入牢してはいるけれど、そこまでひどく書かれておらず、予想より早めに復讐譚が始まったことなど、全体に物語のテンポが良く、とても読みやすいということだった。違う読書もはさみながら、最後まで完走したい。2024/12/19
雫
2
なんとも複雑な人間関係…でも現実も人間関係はさほど広くならないか、と思ったりした(政治思想、生活水準、生活リズム、お家柄、等)。身近なところで不倫、と思ったが、むしろ身近なところで不倫、なのかもしれない。相関図が必要…。2025/02/12
CHACK
2
第3巻を読む前に、たまたま『オルフェウスの窓』を読み返していたのだけれど、わたしはどうやら壮大で執念深い復讐譚が大好きらしい。(188-189ページでカヴァルカンティ少佐のことを2度ほど「大佐」と書いているような気がするんですけど、わたしが何か読み違えているのでせうか)第4巻発売は10月8日!2024/09/29
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