立春大吉

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¥2,750
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立春大吉

  • 著者名:浅尾大輔
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 新日本出版社(2024/10発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784406067713

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内容説明

過疎の町を揺るがす町立病院の入院ベッド全廃計画に、町と病院への強い思いを抱えて抗う、主義主張も家庭事情も様々な住民たち。新米の日本共産党町議・友川あさひは力を合わせてたたかい抜けるか。歴史が刻まれた登場人物たちの人生、若い世代の苦悩とたたかいなど深みある描写が大反響を呼んだ赤旗の連載小説が単行本に!
目次
第一章 女たちは暗闇から這い出す
第二章 勇気を奮って戸を開ける
第三章 傍聴席から愛を込めて
第四章 歴史をになう者たち
第五章 老いも若きも手をつないで
第六章 コップの中の嵐は竜巻へ
第七章 カルテには書けないこと
第八章 燎原の火
第九章 百年目

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

detu

13
5/28〜6/8了。新刊棚より。山峡の人口3000人弱の町で人工透析、入院病床、廃止を争う、実際にあった話。町長とオール与党の定数8人の議会も含めて独断専行で決まった話。阻止すべく一人の三十代女性が共産党として立候補、当選を勝ち取る。反共反赤の街で病院廃止の危機を根気よく説いてゆく。その後、直接請求署名、町長リコール運動と広がっていくが、その結末は書かれていない。前例踏襲が基本の小さな自治体での住民の意識改革は進んだが、実際は町長再選だった。自分の政治感と合っていて面白かった。2024/06/08

Koji Harasawa

5
晴れ晴れしい気分。百年続く政党の、末端でもがき苦しみそれでも楽しく生きている地方議員と周りの人々の姿はリアルだ。先細りしかないような組織に思えるが、新しい人がきっとこれからも現れる。そうやって百年続いてきた。これからの人に繋いでいけるように、私も楽しみ、がんばりたい。2024/04/09

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