小学館文庫<br> ミニシアターの六人

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小学館文庫
ミニシアターの六人

  • 著者名:小野寺史宜【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 特価 ¥577(本体¥525)
  • 小学館(2024/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094073942

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内容説明

上映最終日前日、午後四時五十分の回の奇跡。

銀座のミニシアターで、二年前に亡くなった末永静男監督の追悼上映が行われている。二十一年前に公開された『夜、街の隙間』、上映は一週間だけ。最終日前日、午後四時五十分の回。天気は雨、観客は六人だった。
この映画館で働いていた三輪善乃は、公開当時にチケット売場の窓口にいた。山下春子にとっては、大学の同級生と成り行きで観に行った作品だ。自主映画を撮っていた安尾昇治は、末永のデビュー作でその才能を目の当たりにし、道を諦めた過去がある。沢田英和は、この作品に元恋人との苦い思い出があった。誕生日デートのはずだった川越小夏は、一人でスクリーンを眺めている。映画監督を目指す本木洋央は、生物学上の父親が撮った作品を観に来ていた……。
観客たちの人生と、『夜、街の隙間』のストーリーを行き来しながら、出会いとすれ違い、別れを繰り返す日々の中にある奇跡を鮮やかに描く。
『ひと』『まち』『いえ』の著者が、銀座という街とミニシアター、そこに集う人々、そして映画への愛を描き切った渾身の人生讃歌。

限られた人生の中で「映画」と出会えた幸福を、この小説はあらためて教えてくれた。
──脚本家・向井康介さん(解説より)

※この作品は過去に単行本として配信されていた『ミニシアターの六人』 の文庫版となります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

61
銀座のミニシアターで追悼上映された作品と六人の観客。観客たちの背景と映画のストーリーを行き来しながら進むので、隙間時間に読むには適さなかったか、なかなか慣れずリズムを掴めたところで終わってしまった感じ。一人静かな夜にじっくり読んでみたかった。2025/01/21

まこみん

46
銀座のミニシアターで往年の映画監督の追悼上映が開催された。ある回の観客6人の其々の人生を描きながら映画の場面も物語が映し出される感じ。印象に残ったのはラストの立男と洋央の通りすがりぶつかっての会話、スクリーン内でのカメオ出演の父である監督の言葉に動揺する立男。2025/05/17

カブ

40
銀座のミニシアターでの1週間のリバイバル上映、最終日最終回の観客6人の物語。本当にその作品が好きな人、昔その映画館で働いていた人、かつては映画監督をめざしていた人、雨宿りに来た人などなどが一緒に集まって映画を観る。同じものを観ているのに、彼らの胸の内はそれぞれでお互い知らないところが面白い。向井康介氏の解説も良い。2024/12/15

シキモリ

28
とある映画監督の追悼上映に集まった男女六名の人生を描く連作短編集。銀座のミニシアターが舞台なので、シネスイッチ銀座をイメージしながら読んでいたら、まさに著者の取材先だったのこと。映画のストーリーが各章の物語と並行しながら進行するため、作中映画『夜、街の隙間』を登場人物たちと同じ目線で味わえるのが良い試み。この作中映画の造り込みが絶妙で、実際に上映されるとしたら私は間違いなく観に行ってしまうだろう。しかしながら、登場人物たちの物語が殆ど恋愛絡みで、人生ってそれだけじゃないのでは?と思わずにはいられなかった。2025/03/16

ちょん

27
同じタイミングで同じ映画を見る、同じ場所にいる人たち6人のそれぞれの物語。こういう群像劇って好きだなぁ。ミニシアターは大学生の頃に1回だけ行きました。夜中に3本まとめて上映だったのですが、パプリカとAKIRAとあと1つ。このあと1つが思い出せない( ´ ᾥ` )この2作品と並ぶのだから絶対面白いやつのはずなのに思い出せない…何が上映されてたのかなぁ。2025/09/25

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