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内容説明
近年なにかと話題になることが多い新興政党やカルト的団体。こういった組織の熱狂はどのようにして生み出されているのか。その手法のルーツを辿ると、有名企業のブランディングやマーケティングに活用されているようなテクニックがある。長年カルト集団やマルチ商法集団を研究してきた著者が、そのマーケティング手法やブランディング手法に警鐘を鳴らしつつ解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
65
SNS時代になってますます猛威を奮うカルトや陰謀論、マルチ商法であるが、本書はその手口を明らかにした一冊。彼らの使う手法が体系的にまとめられていて非常に参考になる。教義の設定や共通敵を作る事、現実と物語の接点を作る、外部との差異を認識させ強固な集団を作る等、いくつかは知っている手法もあるけど、こうして詳しく説明されるとその恐ろしさが良くわかるな。また読んでるとこれらの手法が分断を促すSNSと極めて相性が良く、近年猛威を奮ってるのもわかる気がする。頭脳を他人に預ける前に、是非読んでもらいたい一冊でした。2024/10/13
姉勤
39
カルトとマーケティングは著しく似ている。人間の行動原理、ホモサピエンスの感動回路を利用した、組織形成と利益の追求。初めはライトな参加から。徐々に特別感、帰属感を上げて行き、側から見れば、搾取の牢獄の中で浸る幸福。その最大は殉教だろうか。本書はそのハメ技に陥らない兵法書。発端は落ち込んだキリスト教信者の増加を図り、メソッドを確立したものが、政治活動や商業活動に転用され、現代、全ての集団活動に応用されている。そのカラクリを知ることで、狂信を免れる心構えを整える目的の本書だが、もちろん嵌める側の指南書でもある。2024/09/15
かわうそ
28
参政党のマーケティング戦略が上手すぎる。おそらくは参政党のトップの人たちは凄ぶる頭の回転がいいのだろう。カルト教団もそうだが、システムを作る側は人間の心理をよく理解している。ある意味でその理解度は学者先生たちの理解度を完全に超えている。まさに実用的であるが故に理論家以上なのだ。実際、我々はカルト的なものに対抗する手段を何一つ見つけられていない。筆者も言う通り、カルト的なものから助け出すには時間をかけることしかできないと言っている。あまりにも恐ろしい。2026/01/11
メタボン
26
☆☆☆ カルト、マルチ商法、陰謀論について、その仕組みを説明しており、こういったものに巻き込まれたいためにも(逆説的には自らが組成するためにも)参考になる。米国の福音派は人口の4分の1。共通するのは、「今ここではないかどこか」「大きなものとのつながり」を同時に満たすこと。正義には人を行動に駆り立て過激な行動も正当化する魔力がある。テロリストには人生を賭けた最後の一発を皆に見てもらい自分の存在を知らしめたいという自己実現欲求がある。特定の集団を非人間化することが残虐な行為の要因となる。2024/10/15
Nao023
22
悪用禁止。 カルト・マルチ・陰謀論の仕組みを知り、かつ、最狂の組織を作るための必読書。2024/11/18




