内容説明
宗教的確信は信じる者に生きる意味と確信を与えます。しかし、信仰がイデオロギー化すると、それは破壊と闘争を生む排他的凶器ともなります。
フランクルは、宗教の価値を認める一方で、狂気と隣り合わせの独善的信仰、イデオロギー的思考を否定し、一人一人の生きざまに沿った「人生の意味」の在り方を示しました。
旧統一教会の問題が投げかけたイデオロギー的信仰のパラドックス(正義への確信が非人道義的な行動を生み、愛への信仰が他者の苦しみへの共感力を麻痺させ、その一方で、この矛盾は意識にはのぼらない)は、宗教の本質への問いをあらわにします。
宗教にどう向き合い、あなたはどう生きるのか?ナチの強制収容所を生き抜いたフランクルは、教派的宗教そのものの限界を問い、それを超えた所に人間の在り方を見出しました。
フランクルの視点をもとにイデオロギー的信仰(宗教、非宗教)の生み出すパラドックスに鋭く切り込んだこの本は、読者が自分の視点を確立する手助けになるでしょう。
“宗教は、時に暴走します。その暴走のエネルギーは「愛」と理想を目指す信仰者の宗教的な献身と情熱によって巻き起こり、その愛を支えている家族にやり場のない悲しみをもたらすという逆説的な矛盾をはらんでいます。・・・・“(書き出し)
【もくじ】
はじめに
全体のまとめ/ヴィクター・フランクルの経歴
第一章 宗教への素朴な疑問
「人生に求めるものは幸福ではなく意味である」フランクル/宗教信仰のパラドックス(逆説・矛盾)/信仰におけるいくつかの理論的な問い
第二章 人生の意味とは? フランクルの答え
自分の人生にどう向きあうか? /意味ある悲しみ/あなたが、どうしてもやるべきことは/ロゴセラピーのアプローチ/人生の意味は信仰によらない/人生の意味は、個人の人生にそって現れる/過去にどう向き合うか
第三章 フランクルの哲学
現象学的アプローチ/意味の問いの根源性/宗教とは? 神とは?/排他的教派主義と権力意志
第四章 信仰のパラドックス
良心を高めるはずの信仰により、なぜ非良心的な行為ができるのか?/共感力を育むためのメカニズムの喪失 /なぜ宗教は抜け出るのが難しいのか?
おわりに
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