深海世界──海底1万メートルの帝国

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深海世界──海底1万メートルの帝国

  • 著者名:スーザン・ケイシー【著】/棚橋志行【訳】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 亜紀書房(2024/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 840pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750518411

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内容説明

【推薦】東京海洋大学客員教授・北里 洋さん(地球生命科学)
深海への挑戦は、リスクをものともしない開拓者たちが担ってきた。
私たちはお行儀よく客席にいるだけでいいのだろうか。


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〈 宇宙より先に「地球の底」へ地の光を当てろ 〉──未来は、水の中にある。

世界80%の海底には詳細図すら存在しない。
地球人共通の財産である「深海」に、最先端の科学技術と冒険心あふれる深海飛行士[アクアノート]たちが挑んできた歴史と未来。

**********

  大海を知り尽くした人がいただろうか?
  私もあなたも知らない。地上に縛られた感覚を持つ人たちは。

  ──レイチェル・カーソン


足もとに秘められた宇宙、それが超深海の世界。
大航海時代の宝物、沈没した豪華客船、熱水噴出孔、スネイルフィッシュ、ダイオウイカ、ジュウモンジダコ、ソコダラ、カットスロート・イール、有茎ウミユリ……。
静かなる闇に息づくその圧倒的な時の流れと生命の輝き。
地球を支えるマザーボードの営みに極限まで肉薄した比類なき科学ノンフィクション!

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【目次】
プロローグ
第一章 マグヌスの怪物たち
第二章 水中飛行士(アクアノート)たち
第三章 ポセイドンの隠れ処
第四章 黄泉の国(ハデス)で起こることは……
第五章 黄泉の国に滞在
第六章「これはすべての沈没船の母なんだ」
第七章 始まりの終わり
第八章 薄暮帯(トワイライトゾーン)へ突入
第九章 深海を売る
第十章 カマエフアカナロア(深海の赤い子ども)
エピローグ 深い未来
訳者あとがき

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

99
面白かった。人間はずっと昔から海の底はどうなっているのか知りたかったことや、より深く潜水するために知恵を絞って潜水艇の開発を続けてきた。また深海の底は予想した以上ににさまざまな生き物がいることなどが書かれている。地球から遠く木星や土星の衛星のことはある程度わかっても、海のことはほとんどわかっていない。また海には多くの資源が眠っていること。ただ仮に潜水艇に乗ることを勧められても絶対にお断りしたい。図書館本2025/02/23

taku

13
深海、そこは宇宙と同じく魅惑の領域。新しい発見があるたびに驚き、高揚感あるいは畏怖を覚える。深海に取り憑かれた人達の探険、現在判明しているその世界、特殊で多彩な生物群。ああ、そそられる。人間は十分な賢さによって地球で最も深い海にたどり着いた。しかし、十分な愚かさで破壊行為を選ぼうとする。中深層での無差別な大規模漁業、深海鉱物資源の商業採鉱。さらに憂鬱になるのは、マイクロプラスチックなど様々な有害物質の堆積と生物への影響。自ら首を絞めてはいけない。深遠かつ広大な海から手痛い仕返しをくらう前に。2025/05/10

DEE

6
人類は何十年も前に月にも行けたのに、たった10キロの深さのことを殆ど知らない。よく言われる言葉だけどそれだけ困難だということ。タイトルにもあるように、まさにそこには全く違う世界が広がっている。そして命を賭ける研究者たちがいる。閉所恐怖の自分は別の意味でもゾクゾクさせられた。2024/12/19

へ~ジック

6
100%深海のお話し。伝説を掘り起こし、歴史を振り返り、仕舞いには著者自らが海へDive!無限に広がる大宇宙と言うけれど、それは海も同じ。こちらの方が密度が高いかもわからない。海は繋がっているんだ。万が一探検しつくしたら異星の海へ行けばいい。2024/11/14

とりもり

5
冒険家にとって地球上に残された最後の秘境・深海にチャレンジする人たちの物語。宇宙と比較して、深海へのチャレンジはあまり注目されていない一方、着実に民間の資金が投入されることで進化している。まだまだ生態系や地球環境に与える影響が明らかになっていない中、資源面だけがフィーチャーされて開発が進められようとしている現状に対する懸念が随所に語られる。温暖化などの影響が深刻化する中でも、まだ懲りない人間の強欲さに呆れる他はない。内容は面白いが、全体に文章が冗長でちょっと読むのが辛かった。★★★☆☆2024/08/25

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