島津氏 - 鎌倉時代から続く名門のしたたかな戦略

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島津氏 - 鎌倉時代から続く名門のしたたかな戦略

  • 著者名:新名一仁/徳永和喜
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • PHP研究所(2024/09発売)
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  • ISBN:9784569857824

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内容説明

鎌倉時代から幕末まで九州南部を支配し、今なお続く武家の名門「島津氏」。その歴史は、安定していたとは言い難い。東アジア海域の流通を抑え、中央(京都・江戸の朝廷・幕府)から一目置かれていたものの、南北朝期から室町・戦国期にかけては常に反島津方に晒され、兄弟間、一族間抗争が頻発。近世初頭には豊臣秀吉による軍事討伐の対象となり、関ヶ原での敗戦により改易の危機を迎える。さらに、江戸時代には外様大名として厳しい藩経営を強いられた。それでも、島津氏は滅びなかった。いったい、なぜなのか? 本書は、鎌倉時代から幕末まで島津家歴代当主の政策に焦点を当て、700年の歴史を紡いできた島津氏の「生存戦略」に迫る。巧みな交渉術、政権との距離感、敗北後の危機回避能力――、隠れた名家・島津氏に学ぶ「外交の神髄」に迫る! 専門家による「島津氏」通史の決定版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
鎌倉時代から幕末まで九州南部を支配し、今なお続く武家の名門島津氏。各時代の島津家歴代当主の政策に焦点を当て、その生存戦略に迫る1冊。鎌倉時代の島津荘下司への抜擢と比企の乱の影響、南北朝時代における選択と南朝方や九州探題との抗争、常に反島津方に晒され、兄弟間や一族間抗争が頻発した室町・戦国時代、豊臣秀吉の九州征伐や関が原の戦いでの選択、そして琉球出兵など、地理的要因も大きかったのかもしれませんが、難しい選択が続く中でその時々で采配できる人材が出てきて、今に至るまで生き延びてきたしたたかさが際立っていました。2024/10/29

nishiyan

14
鎌倉時代から現在も続く名門の島津家。その700年の歴史を際立った業績を残した当主の治世ごとに章立てした新書。帯にある「島津氏」通史の決定版というのはさすがに言い過ぎではないかと思うのだが、島津を名乗るようになってから南北朝の内乱を生き抜き、戦国時代、織豊時代、江戸時代と何度も迎えた危機を乗り越えてきた流れを把握するのには役に立った。気になったのは島津重豪の治世。財政悪化の原因には苦笑いしかなかったのだが、調所広郷が進めた琉球を利用した密貿易の実態を知れたのは収穫だった。2024/10/21

山家

8
「信長の野望」で知った島津忠良から島津義久らの四兄弟の戦国時代、そして、島津重豪から島津久光の幕末から明治初期の頃の島津氏のことは、それなりに知っていましたが。鎌倉初期から南北朝時代に至るまでの島津氏については、ほとんど知らなかったので、こんなことがあったのか、と蒙を開かれることになりました。薩摩を中心とする一族というイメージがありましたが、意外と中央との関係も重要で、それにずっと翻弄されてきたのだ、と改めて感じました。それにしても分家の関係等にも触れて欲しかったですが、それをやると上下巻になりそうです2024/11/02

Jampoo

6
薩摩を支配した島津氏について鎌倉時代から幕末まで網羅的に記す新書ながら硬派な書。 藤原摂関家の島津荘を受け継ぎ下向した島津氏の絶え間ない戦いはもちろん、調所広郷の密貿易を軸にした財政改革や、上野景範の上海密航など幕末期の話も面白い。 薩摩は日本の末端ゆえに世界への先端であり、国際的な交易が島津氏の命運に大きく関わったのを感じる。2025/04/08

長重

5
島津を名乗り始めた初代忠久から、幕末の国父 島津久光までを取り上げた島津氏通史本。 忠久から、戦国時代の義久・義弘までは、概略を客観的に書かれているので、素人の自分でも楽しく読めましたが、忠恒以降は、忠恒の朱印船貿易推進、重豪期の調所広郷の藩政改革、斉彬による富国強兵政策、久光の幕政への介入と私鋳銭鋳造の実態などの、難解な話を掘り下げて解説されているので、前半と後半で随分印象が変わる本に感じました。 2025/11/23

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