内容説明
国際情勢、メディア、親ガチャ、教育虐待、ネトウヨ、インテリジェンス、AI、カルチャー……異才の二人が縦横無尽に語りつくした4年に及ぶ対談が待望の刊行です。
●ウクライナ戦争後の世界はどう変わる?
●北方領土返還の可能性はあるのか
●差別はなぜ起こる?
●ネトウヨは若者ではない
●親ガチャはなくならない
●教育虐待が起こる背景
この国を覆う無意識の世界を鮮やかに描き出し、「生き抜く力」「直観力」「だまされない力」を磨き、進むべき未来を照らす、混迷の時代に必読の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
27
4年に渡る長期間の対談本。世界の見方とタイトルが打たれているが、世界情勢は勿論だが、世間に対しての2人の議論は面白かった。たまに出てくるサブカルチャーの話も興味深い。鬼滅の刃については兄弟愛が深く、世間的には無害だったのが良いと云うのが印象深かった。だから読了後に何も印象に残らないのか。綺麗に終わったもんな。そして、合間に出てくる本のタイトルが気になって仕方がない。これらをピックアップして読んでみるのも一興かなと思う。2024/09/20
gtn
23
北方領土問題や東欧の情勢等は、生徒古谷氏が教師佐藤氏に教えを乞うスタンス。一方、古谷氏の専門分野は、佐藤氏が聞き役に徹する。二人とも大人なので、非常に気持ちいい対談。なお、以前から佐藤氏がなぜあまりテレビ出演しないのかと疑問に思っていたが、大概「テレビ出演」と「講演」がセットになっており、時間的ロスが非常に大きいためと述べている。余命から逆算して、今すべきことを頭に入れている証左。2024/11/17
みじんこ
6
国際情勢やカルチャーまで幅広く、二人のファン向け的側面もある対談だった。「コンテンツの人気=生産国への思慕は幻想」という指摘はその通りと思えたし、差別と食の話も面白かった。Fラン大の役割の話もなるほどと思う。同和問題は自分が東日本の生まれ育ちのためよく知らず、根深さを認識する。『毒親と絶縁する』は既読であり、昔は「精神科そのものに強い偏見」があったというのは私も同感で、それと比べれば今は良い時代になったと思う。北方領土問題の項と「おわりに」も含め、ロシアとの関係をどう考えていくか、日本の主体性も問われる。2024/11/03
よみよし
4
硬軟幅広い題材で2人が対談し、それぞれの本質をさらけ出していく。特に古谷経衡の「文体こそが作家の生命線」「差別できるのは文体だけ」という主張はすごく同感した。あとがきを見てもわかるように、社会学者的な評論家でありながら独自の文体を持つ彼についてはこれからも追いかけていきたい。2025/02/08
都人
3
この本で初めて知った「古谷経衡」氏、予想外に面白い。2025/06/04
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