内容説明
菓子パン、シリアル、冷凍ピザ── 幾度もの化学的処理と無数の添加物によって製造され、小売店の棚を埋め尽くす「超加工食品」。それは、本当に食品といえるのか? 成分の組成から業界をあげた規制妨害の実態まで、現代の「食」を蝕む病理のすべてを解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kamekichi29
10
超加工食品(UPF)について、どういうものが超加工品になるか、その影響や食品業界の戦略など。 食べずにはいられないようになってしまうようです。食べやすくなっているので、食べる速さも早くなり、体が期待する栄養素が得られないので、食べる量も増えてしまう。 諸外国ではUPFに対する取り組み?も進んでいる様子。英国は遅れ気味だと書かれていたけど、日本は全然ダメそうですよね。2025/01/13
おだまん
7
極端なところもありつつ、やはり自分の体と相談してね、というスタンスはよい。もう少しちゃんとしたエビデンスを待ちたいところ。2024/10/18
Stevie G
4
ケロッグのコーンフレーク、好きなのでせめてプレーンならと思いましたが諦めます。コーラもマックももうずっと接していないので大丈夫。KFCやモスバーガーは時々行っているのですが、最早これまで。スマホの色んなクーポンを使わないのは損な気がしていましたが、使ってなくて良かった。カップヌードルやどん兵衛はお昼に意外と利用してましたが、今後は非常食としてだけ。日清食品、好きでしたがさようなら。食パンは柔らかいのが好きでしたが、裏を見たら乳化剤とか香料とかのdeath wordが。これからは固い食パンで。2025/02/16
かわ
3
著者も勧めていた「UPFを食べながら読む」を実践していました。 この本を読みながら普段通りに食べていたが、すでに咀嚼された食べ物という表現がキモすぎて、マックのポテトを口に運ぶ手が止まった。 「UPFは食物ではなく、工業生産された食べられる物質」も見たくなかった現実だけれど、どう向き合うかは考えていかないと本来の意味での食物がなくなってしまいそう。2025/06/11
Go Extreme
3
いま食べているものは何: アイスクリームに細菌スライム―UPFの発見 超加工食品はよくなさそうだ: バターじゃないなんて信じられない―究極のUPF 自分の食べるものは自分で決めればいいだけの話: 食の三つの時代 UPFが脳を乗っとるしくみ そういうわけだったのか: UPFはあらかじめ咀嚼・おかしなにおい・妙な味 添加物をめぐる不安 もうお金を払っちゃった: 制御不全の組織 UPFは伝統食を破壊 プリングルズの本当のコスト いったいどうすれば: UPFは食べすぎるようにできている UPFをやめたい人のために2024/10/11