文章は、「転」。

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文章は、「転」。

  • 著者名:近藤康太郎
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 特価 ¥935(本体¥850)
  • フォレスト出版(2024/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866802916

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内容説明

■朝日新聞の名文記者による、
相手の心に響く文章を書けるようになるための
「感性の鍛え方」を解説する本。

■AIに「起」「承」は書けても、「転」は書けない―。

これからの時代は誰でもAIで文章を書けるようになります。
しかし、AIには「起」「承」は書けても、「転」は書けません。

なぜなら、ある事象に直面して、自分がどう感じ取ったか、
なにを考えたか。そこが転になるからです。

だから本質的なのは〈自分〉です。要は、〈生き方〉です。
自分は、いままでどう生きてきたのか、そここそが、問われる。

■数多ある文章術に関する書籍の中でも、
本書は文章を書く前提として、ものを感じる力、
五感を鍛えることの大切さに焦点をあてています。

「文豪の五感を味わう名文」や「著者が添削した例文」など
を多数掲載し、具体的にどこをどう直すと読みやすくなるのか、
相手の心をうつのか、わかりやすく解説します。

■また本書は
「感性を磨くことで、生きることが楽しくなる」
ことに気づく思想書でもあります。

「世界は美しく、人生は甘美だ。」
仏陀は、亡くなるときにそう言った。

この本の最終的な目的も、そのつぶやきを発する自分を、
予感することにある。

さあ、言葉によって世界の解像度を高くする
「感性の筋トレ」を始めてみましょう。

■目次
・第1章 前提篇 型を覚えるストレッチ
・第2章 準備篇 感性は鍛えられる
・第3章 理論篇 名作で味わう文豪の五感
・第4章 実践篇 ある日、文章塾にて
・第5章 応用篇 感性を磨く習慣づくり
・おわりに
出典一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

佐藤(Sato19601027)

73
いつも簡潔なレビューを心掛けているのだが、100点満点とはいかない。「三行で撃つ」の続編であるこの本には、読み手に伝えるために必要な、感性を鍛える技術が詰まっている。AIが文章を作る時代、ある事象に直面した時に、自分がどう感じ、何を考えたか、五感を駆使して描写することで、AIには書けない文章が出来上がる。改めて眺めてみると、そこには三妖怪「重複ドン/どっさりもっさり/分かりにっ壁」が存在する。妖怪を探して退治する。果たして、読み手に伝わる文章になっただろうか。「読者とは、自分である」の言葉が心に響く。2024/11/16

明るい表通りで🎶

50
言葉を鍛え、感性を鍛える。人はなぜ小説を読むのか。楽しいから。この作品がなければ乗り切れなかったろ危機が、自分の人生にはあった。あの文章があったから、生きこられた。文学のない人生を、生きたくない。「世界は美しく、人生は甘美だ」(ブッダ)。天国の行けば、眠る時間はたっぷりある。だから、生きているあいだは、生き生きと、生きる。顔を上げて、目を見開いて、世界を受け容れる。自分を許す。文章とは、人の気持ち思想、感情を載せて走るキャリアー(媒体)だ。近藤康太郎。文章とは人格である。人は毎日24時間ずつ死んでいる。2025/03/05

@nk

44
感性は先天的なものではない。いわば筋トレのように鍛えることができる。 その方法が段階的に論じられていた。/『三行で撃つ』以後、多くの文章講座をされてきたからか、とても読みやすく、文例を用いて指摘するというのが非常に分かりやすい。あらゆるジャンルからの引用が『百冊で耕す』とはまた違った見方からされていて、数々の名文に出会わせてくれるのも、近藤氏の著作の醍醐味だ。/いつまでも鮮明に記憶している場面、ふいに思い出す景色、なぜか惹かれるあれこれ。これらはきっと、本書をふまえて深く考え、文章にできたとき、⇒2025/01/20

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

25
「三行で撃つ」「百冊で耕す」に続く文章術シリーズの第三弾。熱い、とにかく熱い。人がもつ熱さは吸引力となる。AIには書けないものを書くには、「人間」「生き方」を鍛えるしかない。添削例は非常にわかりやすく、厳しい指導の著者にしては大サービスか。自分ならではの言葉を持つには、自分ならではの身体での体験を増やすしかない。私事ですが、現在10万字チャレンジの課題があり、行き詰まったらこれを開いてます。あ、そうそう、発行元がフォレスト出版ってのがすんごい意外でした。あんなとこがねー(どんな?2024/10/07

GELC

15
いつもながらご自分の文章に酔われているが、便乗させていただき自分に酔ってみようと思う。最近、『戦争と平和』を読み切ったが、ほとんど面白さが分からないまま終わった。一年かかった。最終巻はただの修行だった。タイパなど考えるともう目も当てられない結果。だが、感性を育てようと思ったら、今の感性で納得できるものをいくら見ても無駄である。世界の十大小説に選出される大作を読んでも何も感じないのは、作品ではなく自分の感性を疑うべきだ。1%でも共感できる言葉が見つかれば十分。次はアンナカレーニナだ。2025/07/04

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