内容説明
情報環境の変化を反映し、欧米の最新動向をとらえた情報学テキスト第2版。とくに理論・哲学・倫理、データやアルゴリズム、ドキュメントやドキュメンテーションの内容をさらに充実させ、情報法・情報倫理、デジタルリテラシーの内容を大幅に加筆。情報学の基礎を理解し、全体像をとらえるための、図書館情報学関係者の必読書。
目次
日本語版(初版)への序文
日本語版第2版への序文
はじめに
序文 意味資本のキュレーター[ルチアーノ・フロリディ]
略語一覧
第1章 情報学という学問・専門分野
はじめに
情報学の性質
どのような類の学問・専門分野なのか
構成要素と中核部分
その他の情報関連分野との重なり
情報学の歴史
まとめ
主要文献
参照文献
第2章 情報の歴史:ドキュメントをめぐって
はじめに
情報から見た時代区分?
前史・古代
古代ギリシア・ローマ時代
中世
印刷の時代
マスコミュニケーションの時代
ドキュメンテーションの時代
まとめ
主要文献
参照文献
第3章 情報の哲学
はじめに
哲学と情報学の関係
情報の哲学
知識の哲学
批判理論とメディア論
まとめ
主要文献
参照文献
第4章 情報諸科学のパラダイム・転回・理論
はじめに
パラダイムと転回
理論
まとめ
主要文献
参照文献
第5章 情報
はじめに
コンピュータ通信技術における情報:シャノン理論
物理学的世界における情報
生物学的世界における情報
社会的世界における情報
隙間に注意(Mind the gap):情報の統一理論
まとめ
主要文献
参照文献
第6章 ドキュメントとドキュメンテーション
はじめに
ドキュメント理論
ドキュメントのカテゴリ化と組織化
コレクション
まとめ
主要文献
参照文献
第7章 ドメイン分析
はじめに
情報ドメイン
各ドメインのターミノロジー
ドメイン分析
ドメインの例
ドメイン情報専門家による情報業務
まとめ
主要文献
参照文献
第8章 情報の組織化
はじめに
情報組織化の基礎
メタデータ
資源記述
分類とカテゴリ化
タクソノミーとオントロジー
アルファベット順の語彙
主題メタデータの作成
まとめ
主要文献
参照文献
第9章 デジタル技術とデータシステム
はじめに
デジタル技術
ネットワーク
インタフェース・相互作用・情報アーキテクチャ
データシステム
まとめ
主要文献
参照文献
第10章 情報システム
はじめに
情報システム
情報検索・データベース・ディスカバリーツール
図書館・リポジトリ・コレクション管理システム
デジタル学術研究のシステム
創造性・革新性を促す情報システム
まとめ
主要文献
参照文献
第11章 計量情報学
はじめに
歴史的な発展
どれくらいの情報があるのか?
計量情報学の主な法則
ネットワーク分析
計量情報学の応用
まとめ
主要文献
参照文献
第12章 情報行動
はじめに
情報行動研究の起源と発展
情報行動研究の手法
情報行動の概念
情報行動の理論とモデル
集団の情報行動
個人差と個人の情報スタイル
まとめ
主要文献
参照文献
第13章 情報の伝達:変容する環境
はじめに
情報連鎖とライフサイクル
データの伝達
知識の伝達
情報の品質と倫理上の課題
情報のための場所・空間
まとめ
主要文献
参照文献
第14章 情報管理・情報政策
はじめに
情報管理の基本とモデル
データ管理
ドキュメント管理とコンテンツ管理
ほか