マンガでわかる 犯罪心理学(池田書店)

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マンガでわかる 犯罪心理学(池田書店)

  • ISBN:9784262155920

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内容説明

犯罪心理学と聞くと、犯罪行動のパターンから犯人像を割り出すことを想像する人も多いでしょう。しかし、それは幅広い犯罪心理学のわずか一分野にすぎません。社会から犯罪を減らすためのアプローチ、犯罪に巻き込まれないための考え方などを学ぶこともできます。犯罪心理学で特に大事なのがエビデンス(科学的なデータに基づく根拠)です。実は私たちが常識だと思い込んでいたことも、エビデンスに照らし合わせてみるとまったく根拠のない通説だったということも少なくありません。たとえば、「厳罰化には犯罪を抑制する効果がある」と思い込んでいる人は多いですが、実は厳罰化に犯罪抑制効果はありません。本書を読むことで、あなたの中の常識が大きく変わることでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

言いたい放題

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4つの絆/アメリカの犯罪学者ハーシ 愛着、投資、没入、信念2024/11/05

みき

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犯罪の抑制因子としての社会的絆 愛着 家族、友人、恋人などの人間関係や地域社会、学校、職場などの集団との愛情に満ちた結びつき 投資 学業や職業といった合法的活動に対して時間、労力、資金などを投入し、その結果として報酬を受け取る 没入 学業、職業、対人関係、余暇活動などの合法的・社会的活動に多くの時間を割いている 信念 法、慣習などの社会規範を遵守すべきだとする信念、善悪の判断

みき

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ハーシが、犯罪を抑制する因子として挙げるのは、愛着、投資、 没入、信念の4つ。持っている人は犯罪と無縁 「愛着」とは、「慣れ親しんだものに深く心がひかれ、離れがたく感じること」 「投資」は、自分自身あるいは自分の将来に対する投資 「没入」は、何かに「没入している=打ち込んでいる」人は、犯罪に加担している暇などない 「信念」は、社会規範は守るべきであるという考えを、正しいと固く信じているということ 以上4つの外から抑制する因子に加えて、内的に抑制する保護因子「自己統制」も重要 これは遺伝の影響も大きい

みき

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辛い経験が成長につながり社会貢献に向かう人もいる 不幸な体験をきっかけに、人として成長していくケースもあります。犯罪被害者の自助グループに携わって社会貢献する人たちは、その好例です 心的外傷をもたらすほどの非常に辛い出来事をきっかけに、人として成長していくことを「ポスト・トラウマティック・グロース(PTG/心的外傷後成長)」といいます。PTGは「危機的な出来事や困難な経験による心理的な戦いの結果、ポジティブな心理的変容を体験するこ (Tedeschi and Calhoun, 2004)と定義されています

みき

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家庭内の問題 未婚の若者であれば親子、年長者であればパートナーとの関係 教育・職業上の問題 学校や職場におけるさまざまな問題 物質使用 違法薬物やアルコールを使用していることのリスク 余暇活用 余暇を建設的に活用できないこと

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