内容説明
地震の発生原因は、地球内部の熱移送であり、大地震発生前には必ずその周辺で熱移送と火山性群発地震が起きています。プレート説に基づいて地震予知研究をしているのは日本だけ。活断層が動いて直下地震が起きると思っているのも日本だけ。ほとんど信仰と言っていいプレート説を真剣に見直す時期が来ていると思います。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
75
地震の原因として「熱移送説」を唱え、現在の定説「プレートテクトニクス」を否定。その理論に基づく地震発生理論を否定し「南海トラフM9地震は起きない」と主張。著者の角田氏は国立大学元教授の地質学者。共著者は角田説を信奉する法学部出身の通産官僚。刺激的な書名につい手に取ったが、「熱移送」という概念がよくわからなかった。モノは移動しないと言うから、対流・伝導・輻射のうち、伝導かなと思うが…。60年代後半、学生時代に地質学の授業を受けたが「地向斜」という概念が全く理解できなかった。当時の理論は主要な地質運動は⇒ 2025/01/28
ムーミン
21
自分の中の常識を疑うことが必要だと感じました。2024/09/10
aisapia
14
以前も読んだ熱移送説の角田さん藤さんの共著。前に読んだものよりわかりやすかった。関東住みなので伊豆諸島での噴火には注目しなければ。とにかくあちこちで噴火が相次ぐような活発な火山活動があるときは巨大地震に注意。最近インドネシアが噴火しているようなのでPJルートの西日本、SCルートの中国は注意なのかな?松茸が豊作だと地震が近いという迷信があるようだけど今年長野は松茸豊作…とにかく日頃から気を付けたい!2024/11/10
こけこ
6
必ず地震について語る人はプレート説を支持。洗脳というと言いすぎか。一般的なのだろうが、予測がことごとく外れていて疑問を持っていた。そんな時にこの本に出会い、興味深く読んだ。熱移送説、納得できることも多い。しかし、予測は予測。日々の備えはしっかりしておかねば。2024/10/22
aochama
5
地震発生メカニズムとして主流のプレートテクトニクスを全否定、地震の原因は地球内部からのマグマ熱昇流《マントルプリューム》の流れであるとします。確かにプレートテクトニクスは疑問が指摘されており、興味深い説です。火山と地震の関連性をエビデンスを補強して行けばあるいはこちらが新たな説になるかも。2024/10/20
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