四角い空のむこうへ

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四角い空のむこうへ

  • ISBN:9784794974327

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内容説明

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いつかぼくは、人工呼吸器をつけた気象予報士の第1号になるんだ!
“難病でも自立したい”――メディアでも紹介された実話にもとづく物語
『バスが来ましたよ』(アリス館)著者の最新作


中学2年生の主人公は、生まれつきの筋肉の病気で、人工呼吸器と車いすの生活を送っている。ハンディキャップがあっても、いつか仕事につき、母親を楽にしたいと願う彼は、「気象予報士」にひそかなあこがれを抱いていた。それを知った父親は、ある日、彼が寝ている居間の天井に、天窓をつくる。そこから見える空の表情をながめながら、主人公は、気象予報士になる夢をふくらませていくのだった……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

anne@灯れ松明の火

19
由美村(木村美幸)さんの講演を聞いて以来、作品を読んでいる。中学2年生の主人公は、生まれつきの筋肉の病気で、人工呼吸器と車いすの生活を送っている。それでも自立を願う彼は、「気象予報士」にあこがれている。父親は、彼が寝ている部屋の天井に、天窓をつくる。いつでも大好きな空が見えるように……。障がいがあっても、前向きに生きる少年と家族の姿に胸がいっぱいになる。羽尻利門さんの絵も素晴らしい!2024/10/09

みさどん

17
生まれた時からずっと人工呼吸器に繋がれている先天性の病のぼく。動いたことも機械から離れたこともないから、特別不自由がないというのも然り。いつも天気予報を楽しみにして、予報士になりたいとの夢を持つ。見上げたところに空が見える天窓をつくってくれた両親が素敵。夢が持てることが素晴らしいし、夢があることでもっと前向きに生きていけるというもの。2025/09/10

Cinejazz

17
〝ぼくは、中学2年生。「先天性ミオパチ-」という生まれつきの筋肉の病気で、人工呼吸器と車椅子の生活を送っている…。ハンディキャップがあっても、いつか仕事につき、家族の負担を減らしたいと願い、いつか「気象予報士」になる夢を抱いている。 それを知った父親は、ある日、ぼくが寝ている居間の天井に天窓をつくってくれた。そこから見える四角い空の表情を眺めながら、夢を大きく膨らませた…〟実話にもとづいた “難病でも自立したい13歳の決意” の物語絵本。2025/02/03

14
ウルウルと泣いてしまった。人工呼吸器を使って生活している中学2年生の男の子の物語。体が動かなくて、一日中世話が必要であっても明るく、気象予報士になる夢を持っているのが読む人も元気にしてくれる。2025/08/10

ヒラP@ehon.gohon

9
【再読】大人のための絵本2025/04/19

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