14歳のためのシェイクスピア

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14歳のためのシェイクスピア

  • 著者名:木村龍之介
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 大和書房(2024/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479394372

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内容説明

最高におもしろい「今」のエンタメとしてシェイクスピア沼にハマる、
気鋭の演出家による新時代の入門書!

【糸井重里さん、齋藤孝さん推薦!】
シェイクスピアが、隣にいる!――糸井重里氏
教養×エンタメ!こんな入門書を待っていた。――齋藤孝氏

『鎌倉殿の13人』も『ライオン・キング』も『ウエストサイド・ストーリー』も元を辿れば、この男。
何がすごいのか? なぜこんなに読まれているのか?
「ことば」に驚き、ストーリーをたのしみ、声に出し身体を使って、さらには自分で演出もして、
史上最も有名な劇作家の「おもしろさ」を全身で体感!
シェイクスピアちょっと読んでみたいけど「難しそう」「とっつきづらい」、そんなすべての人に送る、最高にたのしい入門書!

【目次】 前説:What’s シェイクスピア?
シェイクスピアはどんな人?/ヒトゴロシ、イロイロを生きた人/激動の時代を生きた人/作品は、未来から託されたメッセージ!?
第一幕:ことばの時間 ことば、ことば、ことば/野蛮でヤバいことば/「好き!」があふれ出ることば/人を行動させることば/「ああ、ロミオ」にぜんぶつまっている/作品の中で意味が変わっていくことば/本質をヒトコトで突くことば/人類共通の「問い」を投げかける/もしもあなたがシェイクスピアだったら?

第二幕:ストーリーの時間
演劇の設計図を読んでみよう/誰もが楽しめる「未完」の物語/シェイクスピア作品の「型」/シェイクスピアはパクリの名人!?/テーマを加えるパターン―『オセロー』/違う話を組み合わせるパターン―『ヴェニスの商人』/キャラ強めにするパターン―『ハムレット』/あり得ない設定にするパターン―『リア王』/なぜアクの強いキャラばかりなのか/シェイクスピアのストーリーは大規模世界モデル?

第三幕:PLAY の時間
この世界は舞台、主役は自分!/『リア王』のことばを読んでみよう/息を吸うタイミングを意識しよう/自由に呼吸のタイミングを決めてみよう/身体も一緒に動かしてみよう/『夏の夜の夢』はロマンティックだけど同時に……/感情を「遊んでみる」/コンフォートゾーンを抜け出す

第四幕:演出の時間
演出とは、「もう一つの地球」をつくること/シェイクスピアとおしゃべりする/遊びながら読む/推しポイントを見つける/めちゃくちゃ残酷な『タイタス・アンドロニカス』/なぜこの作品を上演するのか?―取り上げる動機/どう読んでいこうか?―作品の読み込みかた その1/この作品のテーマは何か?―作品の読み込みかた その2/未来への問いを見出す―作品の読み込みかた その3/「もしも」を使って、脳内キャスティングを楽しもう!/「稽古」で、ことばに声を与える/どんな「場所」が似合うだろうか?/あらゆる場所が舞台になる/さあ、あなたの出番です!

第五幕:タイムトラベルの時間
いい/悪いがわからない時代/船で世界がつながった時代/シェイクスピア、誕生/薔薇戦争はスターウォーズ!?/シェイクスピア流ヒット戦略/プロパガンダ? でも本当は……/歴史劇は推しキャラを見つけよう!/シェイクスピアの二つの顔/光と影が混在するロンドン/空白の8年間とシェイクスピア流「成り上がり方」/人間のかっこよさを描いたルネッサンス時代/歴史を知り、明日へ向かう
課外授業:翻訳の時間
シェイクスピア全作品を訳した松岡和子さんに、
翻訳のおもしろさを聞いてみよう!
原文、直訳、翻訳はどう違う?/一語だけ直した「トゥモロー・スピーチ」/『ハムレット』のあのセリフをどう訳す?/日本語訳を英語に逆訳すると……/シェイクスピアは何でもあり/女性のセリフをどう翻訳するか/シェイクスピアの「広報担当」/AIジュリエットに相談!?/常にチャレンジするシェイクスピア

付録:シェイクスピア年表/主要キャラ図鑑/おすすめ作品チャート

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか厨

18
2024年9月刊。この筆者の本は初読み。地元図書館のサイトで新刊として紹介されており、興味を覚え、お取り寄せ。多数のシェイクスピア作品の舞台を演出してきた筆者による、『シェイクスピア入門』的な一冊。シェイクスピアの舞台は必ず全5幕だそうで(知らなかった!)、それになぞらえて本書も5幕(章)構成となっている。各章ごとに「ことば」「ストーリー」「PLAY(シェイクスピア作品の台詞を、読者自身が体を動かして表現してみよう!)」「演出』「執筆当時の時代背景」という切り口で(続)2025/04/16

あい

7
まずはシェイクスピアについて知ろうと思い、この本を読みました。たくさんの楽しい読み方や解説もあり、シェイクスピアとわたしの距離が少し近づいた気がしました。ただ、ロミオがジュリエットへの愛する気持ちを「あの手を包む手袋になりたい。そうすれば、あの頬に触れられる!」と表現したのはきもいと思いました。(申し訳ない)シェイクスピアの作品には美しい感情表現もあるけれど、強烈なときもあると知り、もう少し心に余裕がある時に読もうと思いました。2024/11/16

たかぴ

5
翻訳家、演出家、役者と台詞の一言一言に込められている情報の幅が広いんだな。 「を」を「へ」に変えるだけで見えている世界の景色、有り様が変わってくる話は好きだな。2024/10/17

ikura193

4
高尚さがなく、気軽に読める文体と文量なので、足掛かりにはちょうどいい。「14歳のための」という枕詞がマッチしていて、シェイクスピアの名作をフックにシェイクスピア以外の作品にも触れるきっかけになるし、多様な道を開いてくれる。ただ、舞台演出家としての著者の思想が前面に出てくるのでそれは覚悟しておかないと気圧されるかもしれない。2025/01/12

てら

4
そういえばシェイクスピアの本を1冊も読んだことがないことに気づいた。この本を読むとシェイクスピアの本が読みたくなる2024/11/28

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