内容説明
愛読書は旅行雑誌と時刻表。仕事の合間に旅行サイトを徘徊するのが日課で、全ての都道府県を制覇してもなお、一日に約五時間も旅のことを考える。地方ロケの後に足を延ばした温泉宿、稽古中に見つけた美味しいお店、自宅でも旅気分が楽しめるグッズたち。温泉、グルメ、鉄道、絶景を網羅したごきげんなひとり旅のススメ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
151
はぁ。友近凄いわ!愛をこめて呼び捨てにしてますが、多才で多彩な人だとは思っていたけれど、文章もイケるのね。いつか時間が出来たら・・なんて思ってるうちは何も出来ない。フラッとでいい。ひとりでいい。あぁ旅がしたい(乗り物酔いするけれど)地図が読めない方向音痴だけれど(汗)温泉に浸かりたい(お湯は熱めが好き)そこでしか食べられないものを食べたい(ちょっとはお酒もあったらなお嬉し)ああ、あぁ、嗚呼・・2024/11/29
みかん🍊
87
旅が大好きな友近さん、旅行情報をチェックしふらりとひとり旅、列車や温泉や町歩きグルメを楽しみ仕事と趣味を両立していて楽しそう、「花咲たいむず」で毎週名古屋に来ているので終わってから岐阜の温泉とか行っていると紹介されていたが、三重の宿がなかったのが残念、伊勢はついでではないなら「しまかぜ」の予約が取れないなら次作では「伊勢志摩ライナー」や「ひのとり」で賢島や鳥羽にもぜひ来て下さい。能登のランプの宿は以前近くまで行った事があり海のすぐ側で地震で被害に遭っているのではと心配していたが無事だと知り安心した。2025/02/12
akiᵕ̈
29
テレビのお仕事をしていて、年がら年中旅の事ばかり考えている著者にとって、これぞ趣味と実益を兼ねていて、なんて素晴らしい人生なんだと思わずにいられない。同じく旅が好きで温泉が好き食べる事が好き、道中の鉄道移動も味わえる旅が好きな者としては、この1冊を読み終える頃には旅に出掛けたくてウズウズ状態!色々な所に旅をしてきたけど、まだまだ知らない所、行きたい所は日本だけでもたくさんあって、それぞれの土地には唯一無二の素敵な場所や食べ物があると実感。新潟で食べた白米の美味しさ、草津温泉はダントツ印象に残ってるなァ。2024/11/18
Shoji
28
鉄道旅をこよなく愛する友近さんの、ひとり旅エッセイ、ひとり飯グルメガイド、ひとり旅ガイド、ちょこっとだけネタ本だ。愛読書が旅行雑誌だけあって、スジガネ入り、ニッチなガイドとなっています。旅情がかきたてられ、メモを取りながら読んだ章もあれば、流し読みで斬り捨てた章も。人気商売ゆえ、温泉旅館の大浴場では、下腹ぽっこりを悟られないように気を使って入浴なさるとか。なんとも微笑ましいではありませんか。自由気ままな旅に出たくなる一冊でした。2025/03/23
kum
22
途中から斜め読みで読み終えると、あとがきにいきなり「途中、だれましたでしょ?」とあり笑ってしまった。確かにそのとおりなのだけど、自称旅芸人の仕事も旅も楽しむ様子はたっぷりと伝わってきた。「なんか楽しくないなぁと思うことがあっても、何か一つだけでいいから、わくわくすること見つけましょう。自分で見つけましょ、向こうからはそうそう寄ってこないですよ。自分からそう仕向けていくことが大事。」そのひとつが旅なのだという友近さん。人生後半、これは本当に大事なことだと思った。2025/04/02