内容説明
もうひとりの安倍さん、息づく。
そして鮮やかな希望へ
民間専門家時代から、故安倍総理とは淡き繋がり、即ち“友情“を育んできた著者。そんな著者だからこそ明らかにできた安倍さんの心の裡はどのようなものだったのか?
ふたりの遣り取りを読み進めていくうちに、祖国の光明が見えてきて、主権者として、祖国のためになんらかの行動を起こすべきだと思わされる「希望の書」!
記者を18年と9か月、務めたときの原則があります。相手の眼を見て心を通わせ、メモ帳に根を落とさないことです。その代わり、相手の言葉を正確に記憶する、終わるとすぐにメモに起こす。電話も起こす。したがって本書の安倍さんの言葉についても、正確に言葉の通りです。・・・本文より。
『ぼくらの祖国』から12年半を歩み、次の祖国がここに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
inami
28
★3.5 メディアの偏向報道のせいもあってか、安倍総理を個人的にはあまり評価していなかった(偉そうに 笑)、しかし本書を読んで少しは見直した。安倍氏と青山氏との対話の内容は結構際どく興味深かった。失われた30年、偏向報道のオールドメディア、自己出世と組織しか頭にない官僚、選挙の当選しか考えていない政治屋、それぞれの既得権益の中でぐるぐる回っている社会。そこで生きているお馬鹿な国民・・でも、やっと最近少し変わり始めたような気が・・2024/11/17
乱読家 護る会支持!
7
とても読みやすい。 青山繁晴さんの本は全て読んでいますが、全ての彼の本の中でも一番読みやすいのではないかと思います。 なぜ、読みやすいのか、、、 僕が青山繁晴さんのファンになって、10数年。この本に書かれてあることは、完全オフレコの会である「独立講演会」などで聞いたことがある内容が多かったこともあると思います。 しかし、それ以上に青山繁晴さんの「他者への優しさ」が感じられるからではないかと思いました。 何度か不覚にも涙を流してしまいました。 人のために生きる、国のために生きる。 清い二つの魂の交流。2024/09/11
PINGE
6
そんなに青山さんが好きなわけではない。でも少なくない人達が誹るようなホラ吹きなどとは思わない。相手の懐に入れるとくダネ記者からの研鑽と政治外交などの知識や考え方に感銘を受けているし信頼をしている。立場に影響を受けた他の政治記者の人達とは一線を画し「行政官」を説得する力もある。読売のひとが出した「回顧録」との齟齬には証人もいると分かった。ずっと動画もフォローしているのでお馴染みの内容も多いが紙面に綴られた言葉で再確認。ワクワクして見ていた安倍さんの時代を思いその御苦労に思いを馳せた。無にしたくないと思った。2025/01/15
ほげー
6
★★★★★ 30年来の親友だった青山さんと、安倍さんの出会いから別れまでと、青山さんにしか見せなかった安倍さんの素顔が描かれている回顧録で安倍さんが甦ってくるような作品。どれほどお互いがお互いを認め合っていたかが伝わるし、オールドメディアによっていかにねじ曲げられた報道をされてきたかも暴露されている。日本にとって安倍さんを失った代償の大きさが、岸田→石破政権の杜撰さを見ればわかる。ラストは7/8事件当日のことが語られているが、速報だったり青山さんの街頭演説の動画を鮮明に思い出して苦しかったな。2024/12/29
KEI
6
青山氏が絶対に出馬しないと決意していた参議院議員選挙。公示1ヶ月前に突如出馬表明し、当選を果たした。そして、その裏側には安倍元総理の存在があった。青山氏と安倍元総理との出会いは安倍晋太郎氏が外相をしていた時期に遡り、安倍政権の時代には国益のために互いに意見をぶつけ合った。真の友情とは決して馴れ合いではないということを本書を通じて知る。2024/10/27
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