山と溪谷社 ROCK & SNOW 105

著者名：ROCK&SNOW編集部

山と溪谷社（2024/09発売）

• ISBN：9784635907897

内容説明

■追悼 倉上慶大
6月に他界した世界的トップクライマー倉上慶大。倉上がクライミング界に与えた衝撃をその足跡とともに振り返る。

■クライミングシューズ2024 テスト＆レコメンド
恒例の人気企画、最新モデルのシューズテスト企画。
クライマーのテスト＆インプレッションに加えて、掲載シューズのメーカーから作り手としてのレコメンド情報も紹介しながら、各モデルの特徴も伝えていく。

■平出和也・中島健郎の軌跡と惜別
8000m峰の未踏ルート、K2西壁登攀に挑み、滑落遭難した平出和也・中島健郎ペア。
今回の挑戦の意味と平出・中島2人が遺してきた記録をたどる。

■速報！パリ五輪スポーツクライミング
東京五輪から3年。4年に一度の大舞台でメダルをめざした日本人選手たちの活躍と結果をレポートする。

そのほか、山形・玉川ボルダー、デナリ南鐐の完全トレース、ペルー・キタラフ新ルート、カリムノス島の岩場情報…など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[千本通り]

「平出和也・中島健郎　K2西壁への軌跡と惜別」を読みたくて買った。「事故が発生したのは、C2上部の標高7550ｍ地点、第2バンド直下だった。その手前でふたりはラッセルしていたが、その後ブルーアイスの氷雪壁を登っていた。ふたりはアイスの塊と一緒に落ちていった。しかしそのアイスの塊が上部からの落下物なのか、ふたりの周辺で崩壊したものなのかは不明だ。よって、ふたりの滑落の原因がどこにあるかも確定できない。落下物にあたったのかもしれないし、ほかの要因かもしれない。ふたりは約1200ｍ滑落して止まった。」

2025/01/30